「ソフトバンク光を使っているけど、Wi-Fiがうまく繋がらない…」
「ソフトバンク光のWi-Fiが遅い。どうにかならないの?」
「Wi-Fiがすぐ切れる。どうしたらいい?」
この記事では、ソフトバンク光のWi-Fiに関するこんなお悩みを解決するために以下のような内容をまとめました。
- Wi-Fiがまったく繋がらない場合の原因と対処法
- Wi-Fiの電波が悪い・弱い場合の原因と対処法
- そもそもWi-Fiとはなにか?
- 光BBユニットを利用するならオプション加入が必須
ぜひこの記事でWi-Fiに関するお悩みを解消し、容量制限のない光回線「ソフトバンク光」で映画やYouTube動画を快適に楽しみましょう。
※表示価格は税込です。
目次
ソフトバンク光のWi-Fiが繋がらない原因と対処法
ソフトバンク光のWi-Fiが繋がらない時には、次のような原因が考えられます。簡単な対処法も紹介していますので、それぞれ見ていきましょう。
- 一時的な不具合
- 回線網のトラブル
- Wi-Fiルーター(無線LANルーター)内部に問題がある
- Wi-Fiルーター(無線LANルーター)の無線LANカード挿入不良
- 光BBユニットを利用しているがWi-Fiマルチパックに加入していない
- 通信料金を支払っていない
ソフトバンク光公式でも「インターネットの利用ができない場合の対応方法」がまとめられていますので、ぜひチェックしてみてください。
一時的な不具合
Wi-Fiが繋がらない原因には細かい原因が多数考えらますが、一時的な不具合の場合は「Wi-Fiルーター(無線LANルーター)の再起動で改善する」場合もありますよ。
再起動の方法は次のとおりです。
- パソコンやスマホの電源を切る
- 光BBユニットなどWi-Fiルーター(無線LANルーター)の電源プラグを抜く
- ホームゲートウェイ(NTTのロゴマークがある)の電源プラグを抜く
- ONU(VDSL)装置の電源プラグを抜く
- 1分ほど待つ
- 「2~4」の逆の順番で電源プラグを接続する
- パソコンやスマホを再起動して繋がるかどうか確認する
光BBユニットやホームゲートウェイ、ONUなど「どれがどれだかチンプンカンプン」という人は、以下のように考えてみてください。
- パソコンやスマホに近い方から電源プラグを抜く
- パソコンやスマホに遠い方から電源プラグを接続する
回線網のトラブル
自宅内のネットワークに問題がなく、回線網自体に問題がある場合もあります。
- Wi-Fiルーターの回線ランプやLINEランプが点灯していない(光っていない)
このような場合では回線網自体に影響があると考えられるので、次のどちらかの方法で確認してみましょう。
→ソフトバンク光公式サイト
→チャットサポート
Wi-Fiルーター(無線LANルーター)内部に問題がある
Wi-Fiルーターは無線LANルーターとも呼ばれている「スマホなど複数の機器を無線でインターネットに接続するための機器」です。
Wi-Fiルーターがなくても有線(LANケーブルなど)接続でインターネットに接続できますが、スマホを有線で使用するのは考えにくいですよね。
このWi-Fiルーターの内部に問題が生じていてWi-Fiが繋がらないこともあります。次のような状態になっていないかチェックしましょう。
- 回線ランプが橙色で点灯や点滅している
再起動して改善する場合もあるのですが、改善しなければソフトバンク光のチャットサポートへ問い合わせましょう。
なお、Wi-Fiルーターの調子が悪いという時は、光BBユニットをレンタルしていて型式が「E-WMTA2.1」であれば交換できますよ。古いより新しいほうが良いはずです。ぜひチェックしてみてください。
無線LANカード挿入不良
通信機器には「無線LANカード」というものが挿入されていることがあります。このカードがあることで、無線通信を実現できるのです。
無線LANカードの挿入不良を起こしている場合は、以下の手順で挿入しなおしましょう。
- それぞれの機器の電源プラグを抜く
- カードスロットから無線LANカードを外す
- 無線LANカードをカードスロットに挿入する
- 電源プラグを接続する
- Wi-Fiが繋がるか確認する
参考:機器の交換方法 ホームゲートウェイ無線LANカード|NTT西日本
光BBユニットを利用しているがWi-Fiマルチパックに加入していない
光BBユニットは先ほど紹介した「Wi-Fiルーター(無線LANルーター)」のことです。ソフトバンク光公式では「ブロードバンドルーター」と表現されていますが、大きな違いはありません。
光BBユニットはソフトバンク光専用のWi-Fiルーターです。しかし重要なことがあります。
それは「Wi-Fiマルチパック」というオプションサービスに加入しなければならないということです。
※光BBユニットを使用する場合は必須
光BBユニットのレンタルは月額513円ですが、Wi-Fiマルチパックは月額1,089円となり、合計1,602円の月額料金が発生します。
月額1,602円は高く感じますよね。そこでソフトバンク光では割引サービスがあります。ソフトバンクやYmobileのスマホを使っている(使う)なら「おうち割 光セット」で月額550円で利用可能になりますよ。詳しくは後述しますね。
光BBユニットについて詳しく知りたい人は、ぜひ以下の記事を見てください。

通信料金を支払っていない
通信料金を支払っていない場合、インターネット接続できないことがあります。
心当たりがある人は、一度「My Softbank」で確認してみましょう。
未納分を支払えば、30分から3時間ほどで自動的にインターネット接続が可能になりますよ。
参考:支払いができなかったため、インターネットサービスが停止されました。サービス再開するにはどのような手続きが必要ですか?[SoftBank 光/SoftBank Air/おうちのでんわ]|Softbank
ソフトバンク光のWi-Fiが途切れる、電波が弱い、遅い場合の原因と対処法
インターネットに繋がりはするけど、「途切れる」「電波が弱い」「遅い」と感じることもあるでしょう。
このような場合の原因と対処法をお伝えしますね。
- それぞれの機器配線に問題がある
- 配線に問題がなければ再起動でなおる場合も
- Wi-Fiの電波状況が悪い
- 2.4GHz帯が混雑している
なお、ソフトバンク公式サイトでも「インターネット通信が途切れたり速度が遅い場合の対応方法」や「Wi-Fi トラブルシューティング」がまとめられていますので、あわせて確認してみてください。
それぞれの機器配線に問題がある
配線が不完全な場合にはWi-Fiが途切れたり、電波が弱くなってしまったりします。
配線に問題ないかどうかを確認するにはソフトバンク公式サイトの「らくらく配線ツール」が便利です。
上のリンク先から、それぞれの状況にあわせて配線イラストや動画が見れます。リンク先では光BBユニットの有無など各種条件を入力する必要がありますが、たとえば、
・光BBユニットあり
・NTTロゴ入りの機器は「PR-xxx」のONUの一体型
・電話サービスは利用しない
という条件ではこのように表示されます↓
配線に問題がなければ再起動でなおる場合も
配線に問題がないことを確認できたら、再起動してみましょう。一時的な不具合の場合、再起動で解決します。
Wi-Fiの電波状況が悪い
つまり「電波が悪い」と同じなのですが、電波状況が悪くなるのにも理由があります。それは次のとおりです。
- 電波干渉(電子レンジなど)
- 障害物(テレビなど)
- 密閉(棚)
- 距離
電子レンジを使用すると強力な電波が発生するため、WiFiの電波に干渉(邪魔)してしまうのです。ずっと電子レンジを使っている家庭はないと思いますが、おかしいと感じた時に電子レンジを使用していないか確認してみると良いでしょう。
電波は障害物があると弱くなってしまいます。部屋の外に出たり、2階に行ったりした時に電波が弱くなっているのを感じた経験はないでしょうか。
これは、壁やテレビなどの障害物の影響で電波が弱くなっているからなのです。
同じく、棚の中にWi-Fiルーターを設置している、ルーターとスマホに距離がある場合も電波が悪くなる原因です。電波を悪くしている原因がないか確認してみましょう。
2.4GHz帯が混雑している
「2.4GHz帯」というのは、電波の周波数帯(チャンネル)のことをいいます。
実は現在、Wi-Fiの周波数帯は「2.4GHz帯」と「5GHz帯」の2種類あります。技術的な最大通信速度は5GHz帯のほうが速いのですが、5GHz帯は距離や障害物に対して2.4GHzよりも電波が弱くなりやすいという特徴があります。
2.4GHz帯 | 5GHz帯 |
速度が遅い | 速度が速い |
障害物に強い | 障害物に弱い |
しかし2.4GHzを使う機器も多く、環境によっては混雑して電波が悪くなってしまいます。具体的には、無線キーボードや無線マウス、パソコン、電子レンジような機器で2.4GHz帯を利用しています。
ちなみにどちらの周波数帯を利用しているのかは、一般的にWi-Fiの名前(SSID)の末尾が「G」なら2.4GHz、「A」なら5GHzなどと見分けられますよ。
どちらを利用したほうが通信速度が速いのかについては、環境次第のため言い切れません。スピードテストなどで確認してみましょう。
2.4GHzよりも5GHzのほうが快適であれば、5GHzに切り替えてると良いですね。
光BBユニットの場合、「E-WMTA2.3」以降の機種なら2.4GHzと5GHzを自由に切り替えられます。光BBユニットの機種は以下のように確認できますよ。
画像引用元:光BBユニットを設定する|Softbank
光BBユニットに市販ルーターを追加接続する
これまでの原因による対処法を試しても電波が弱くて満足できないという場合、市販ルーターを追加するという方法があります。
具体的には、光BBユニットと市販ルーターをLANケーブルで接続します。この市販ルーターからWi-Fiを飛ばすことによって、電波が改善する場合もあるようです。
ぜひ試してみてください。
そもそもWi-Fiってどんなもの?
ここからは、「Wi-Fiについてもう少し詳しくなりたい」という人に向けて解説します。「Wi-Fiとは?」と聞かれたら、あなたはどのように答えるでしょうか。
Wi-Fiに詳しくなれば、もっと快適なデータ通信ができるかもしれませんね。
それでは以下のポイントについて解説していきます。
- Wi-Fiは無線LAN規格の1つ
- Wi-Fiのおかげで家の中でスマホとソフトバンク光を繋げられる
Wi-Fiは無線LAN規格の1つ
Wi-Fiは無線LAN規格の1つです。そもそもLANは「ローカル・エリア・ネットワーク」のことで、家や職場といったローカルなネットワークを意味しています。
そのネットワークを無線で繋ぐものが無線LANというわけですね。ご自宅のパソコンにLANケーブルを繋いでいる人もいるかもしれませんが、それは有線LANとなります。
無線LANの規格は「IEEE 802.11」で、読み方は「アイ・トリプルイー802.11」です。
「Wi-Fi」とは、この無線LANの規格を採用しつつ、「Wi-Fi Alliance(ワイファイ・アライアンス)」という業界団体が名付けたブランド名(登録商標)です。
無線LANといえばWi-Fiなので、どちらも同じ認識を持っていても日常的には問題はありません。
Wi-Fiのおかげで家の中でスマホとソフトバンク光を繋げられる
Wi-Fiは無線LANなので、家や職場のパソコンやスマホを繋げる役割を持ちます。
しかし、LANだけではインターネットに接続できません。LANだけだと家の中のパソコンやスマホ同士でデータをやり取りすることしかできないのです。
というのも、日常的に利用しているYouTubeやGoogle検索というものは、インターネット上で配信されているサービスで、これらを利用するには家庭内LANとこのインターネットを繋がないといけないためです。
そのLANとインターネットを繋ぐ機器が「ブロードバンドルーター」です。ソフトバンク光でいえば「光BBユニット」のことですね。
スマホは一般的に無線でルーター(インターネット)に接続するので、Wi-Fiのおかげでデータ容量を気にすることなくデータ通信ができているのです。(USBケーブルなどで有線接続できるものもあります)
光BBユニットを利用するならWi-Fiマルチパックの契約が必須
「光BBユニットを利用しているがWi-Fiマルチパックに加入していない」でも解説しましたが、ソフトバンク光は光BBユニットを利用するなら「Wi-Fiマルチパック」を契約しなければ利用できません。
この点について、もう少し詳しく解説しますね。
光BBユニットとWi-Fiマルチパックのオプション料金
月額料金 | |
光BBユニット | 513円 |
Wi-Fiマルチパック | 1,089円 |
合計 | 1,602円 |
このように、ソフトバンク光の基本料金に加えて1,602円支払わなければなりません。しかしこのオプション料金を安くする方法もあります。
それは「おうち割 光セット」です。
「おうち割 光セット」というのは、「ソフトバンクのスマホやタブレットなどとソフトバンク光をセットで利用していれば、1人最大月額1,100円の割引を受けられるキャンペーン」です。
このキャンペーンは「指定オプション料金」として月額550円発生しますが、光BBユニットとWi-Fiマルチパックのオプション料金は1,602円であるため、対象者ならお得に利用できます。
速度を重視するなら市販ルーターより光BBユニット
「おうち割 光セット」の対象者ではない場合、光BBユニットでソフトバンク光回線をWi-Fiで利用するには月額1,602円かかってしまいます。
そこで市販ルーターを購入してWi-Fiを利用する人もいますが、それでも速度を重視するならおすすめは「光BBユニット」です。
その理由は以下のとおりです。
- 光BBユニットは通信の混雑を回避しやすい「IPv6」に対応しているので、通信速度も落ちにくい
- 市販ルーターではソフトバンク光の「IPv6」を利用できない
速度を重視しないのであれば、市販のルーターを購入しても良いでしょう。しかし市販ルーターの場合はソフトバンク光のIPv6を利用できないため注意が必要です。
まとめ
ソフトバンク光でWi-Fiに問題がある場合の原因と対処法について解説してきました。いかがでしたか?
Wi-Fiに問題がある場合、まずすべきことは配線の確認と再起動です。一時的な問題であれば再起動で解決することが多いですよ。その他に確認すべきポイントをもう一度まとめます。
ぜひ参考にして、快適にデータ通信を利用してくださいね。
まったく繋がらない場合
- Wi-Fiルーターのランプを確認する
- Wi-Fiルーターに無線LANカードが挿入されていれば挿入しなおす
- 光BBユニットを利用しているならWi-Fiマルチパックに加入しているか確認する
- 通信料金を支払っているか確認する
電波が悪い・弱い場合
- 配線を確認する
- 障害物の有無や距離を確認・調整する
- 2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えてみる
- 光BBユニットに市販ルーターを追加接続する