ワンクリックで簡単測定!インターネットのスピードテスト。
・ダウンロード速度
・アップロード速度
・オンラインゲームなどで重要になるPing値やJitter値
が測定でき、測定結果もシェアできます。
簡単測定!スピードテスト・回線速度チェック
インターネットを利用していて「通信速度が遅いな…」と感じたことがある方は多いと思います。
現在のインターネットサービスは、回線の混雑具合などで速度が変わる「ベストエフォート型」が主流です。そのため、時間帯によって速度が低下することがあります。
利用していて速度の低下を感じた場合はまず「スピードテスト」を実施し、適切な速度が出ていなければ対策をしましょう。
本記事では通信速度の見方や、速度が遅いときの原因・対処法をご紹介していますので、上記のスピードテストとあわせて活用してくださいね。
▼速度にお悩みの方におすすめの光回線▼
光回線の速度ランキング!15社の実測値を比較して分かった速い光回線▼Wi-Fi速度の改善方法動画▼
Mbps、Gbpsとは
通信速度を表す単位として、「Mbps(メガ)」、「Gbps(ギガ)」という言葉があります。
これは、1秒間の間にどのくらいのデータ量を送れるのかを表していて、送る情報量によって速度が速い・遅いといった判断をすることが可能です。また、数値が大きければ大きいほど通信速度が速いということになります。
具体的な値についてですが、1000Mbpsは1Gbpsと同じ意味になります。よって、GbpsはMbpsよりも多くの情報量を送ることが可能です。通信速度の速い光回線などではGbpsが用いられることが多く、逆に、通信速度が遅い回線ではMbpsの単位が利用されることが多いです。
通信速度の速度を示す、「上り」「下り」とは?
インターネットの速度を測るスピードテストを行う際、「上り」「下り」といった言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
まず、「上り」についてですが、データをアップロードする際の速度を表します。写真や動画をインターネットサイトにアップする際「上り」の速度に注目する必要があります。一方、「下り」についてですが、スムーズにデータが受け取れているか(ダウンロードが上手くできているか)ということになります。オンラインで音楽を聴く、動画などを閲覧する際「下り」の速度に注目しましょう。
実例でお伝えすると、一般的なWEBサイトの閲覧では、下り1Mbps~10Mbpsが目安となります。また、YouTubeで動画を閲覧する際は下り5~20Mbpsが一般的です。ただし、解像度によって必要な数値は異なり、より解像度が高いものを閲覧する場合はさらに大きい値になるので注意しましょう。
上りの例を挙げると、SNSなどに写真を投稿する場合などや、ビデオ通話(映像送信)する場合は、上り3Mbps程度あることが望ましいでしょう。
一般的に快適にインターネットを利用できていると実感するシーンでは、「下り」の速度が重要視されます。下りの速度が十分に出ている場合は、ストレスなくインターネットを利用できると言えるでしょう。
速度の遅延を意味するPingとは?
スピードテストにて1秒あたりにどれだけのデータを転送できるかということ以外に、通信速度について説明する用語として「Ping」という言葉をご存知でしょうか?
Ping値は言い換えれば「遅延」を意味し、データをサーバーからダウンロードする際、サーバーに接続するまでにかかる時間をPing値で表すことがあります。
特にオンラインゲームを行う場合は、このPing値が非常に重要となります。オンラインゲームは次々と展開していくのが特徴で、多くのデータ量は必要としませんが、頻繁にアクセスを行う必要があるためPing値が低いとラグが発生してしまいます。
具体的にどのくらいのPing値であれば問題ないかというと、一般的なオンラインゲームでは50ms以下であればほぼ支障なくプレイすることが可能です。20ms以下であれば理想的な数値と言えるでしょう。
オンラインゲームをプレイする場合は、Ping値に注目してプレイするようにしてください。
Ping値のブレ幅を表すJitterとは?
通信速度を測定する際に関連する用語で、あまり耳馴染みのない言葉として「Jitter」というものがありますが、これはPing値のブレ幅を示します。
Ping値のブレ幅とはどういうことなのかというと、Ping値を測定する際、通信が安定していたかどうかということにあります。
Jitterが小さい場合、Ping値の安定性は高いと言えるでしょう。逆に、Jitterが大きい場合、Ping値のブレ幅も大きいということになり、測定時の速度が安定しなかったということになります。
こちらもオンラインゲームをプレイすることが多い方は、注目しておくべき指標の一つになりますので、是非チェックしておきましょう。
Jitterの測定
このサイトで実際にスピードテストを行い、jitterを測定してみました。
測定の結果、Ping値は8.54ms、jitter値は2.29msとなりました。
※測定時に利用した光回線は、@スマート光(V6プラス)です。
Jitterの目安
jitterの目安はどれくらいなのかを調べる為、知人4名に測定を依頼してみました。
測定結果は以下のようになりました。
jitter:2.12ms(フレッツ光/IPv4 PPPoE)
jitter:5.58ms(光コラボ/IPv4 PPPoE)
jitter:1.11ms(光コラボ/V6プラス)
jitter:2.37ms(光コラボ/V6プラス)
数値にばらつきがありますが、私を含めた平均値は2.69msとなり、jitterの目安としては約2.7msとなりました。
※利用環境によるため、この目安はあくまでも参考値としてください。
jitterは回線速度に影響するのか
実際にjitterの測定を依頼した知人に確認したところ、動画やオンラインゲームも問題なく使用できているとのこと。
jitter値があまりに大きい場合でなければ、jitterが回線速度に大きく影響することはないと思われます。
速度が遅い時の原因
インターネットはもはや生活の一部であり、インターネットの通信環境が悪いとストレスに感じる方も多いと思います。
実際に自宅やオフィスなどでインターネットを利用していて、「通信速度が遅い!」とイライラしたことがある方も多いのではないでしょうか?
そういった場合は、まずはスピードテストで、現在の通信速度がどれくらい出ているのかを確認してみましょう。それらを踏まえて、ここでは、通信速度が遅くなってしまっている原因と解決策について、説明をしていきます。
通信速度が遅い時の原因1:無線ルーターの不具合
現在利用しているルーターに何らかの不具合が起きている場合があります。
そういう場合は、一旦、ルーターの電源を落としてみて、30秒ぐらい待ってから再度電源を入れてみましょう(再起動)。電源を入れ直すことで、通信速度が元のスピードに戻る場合がありますので、一度試してみることをおすすめします。
通信速度が遅い時の原因2:古い無線ルーターを使用している
無線でインターネットが利用できるようになってから、結構な年数が経ちます。無線ルーターについても日進月歩であり、発売されてから年月が経っている古いルーターを使用している場合、通信速度が思うように出ないケースがあります。
自宅をWiFi環境にすると、無線ルーターのことは結構いい加減になりがちです。無線ルーターは購入時のWiFi規格にしか対応していないため、年数が経過するとどうしても最新の規格に対応した製品と比較した場合には見劣りしてしまうのです。
また、最初はWiFiに接続していた機器は、パソコンやスマホだけであったのが、タブレット、ゲーム機、テレビなど多くの機器をWiFi接続することになった場合、通信速度が遅くなってしまいます。古い規格の無線ルーターでは、多くの機器を接続することを想定していないものもあるため、多くの機器を接続してみて遅いと感じる場合は、無線ルーターの買い替え時だと言えるでしょう。
また、スマホやタブレットを買い替えた場合も、無線ルーターを買い換えるひとつのきっかけとなります。
最新機種であれば、最新のWiFi規格に対応していますが、無線ルーターがそのWiFi規格に対応していないとなると、本来のパフォーマンスは発揮されません。「スマホを機種変更して、通信速度が落ちてきた」と感じている場合、スマホやタブレットなどで快適にインターネットを利用したいと思っている方は、思い切って無線ルーターを買い換えるのも手かもしれません。
通信速度が遅い時の原因3:WiFi環境の不具合
インターネットの回線自体は問題なく供給されているにも関わらず、WiFi環境でインターネットに接続している場合、通信速度が安定しないケースがあります。
そういった場合は、無線ではなく、有線でインターネットに接続をしてみましょう。LANケーブルを直接パソコンにつなぐことで、通信速度が安定する場合があります。
この場合、LANケーブルにつないだ状態でスピードテストを行うことをおすすめします。測定結果で問題がないようであれば、WiFiルーターに問題がある可能性も考えられます。
通信速度が遅い時の原因4:パソコン自体古いものを使っている
古いパソコンを使っている場合に、インターネットの通信速度が遅く感じるケースがあります。
まず、古いパソコンを使用している場合、OSが最新の状態にアップデートされているかを確認しましょう。Macの場合もWindowsの場合も同様で、OSを最新の状態にすることで、インターネットの通信速度が速くなる場合があります。
次に、パソコンのメモリ不足が考えられます。パソコンのメモリが不足している場合、インターネットの速度が遅くなってしまうので、その場合はパソコンのメモリ増強を検討すると良いでしょう。
最後に、ブラウザ・キャッシュが原因で通信速度に影響が出ていることが考えられます。
ブラウザとは、「Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)」や「Google Chrome(グーグルクローム)」など、インターネットの情報を閲覧するために利用するソフトを指します。一方キャッシュとは、ページの読み込みを速くするための仕組みです。キャッシュがあることで、ページの読み込みが速くなります。
対策として、まずはブラウザのバージョンを最新状態にしてみましょう。最新のバージョンにアップデートすることで、通信速度が改善するケースがあります。
また、キャッシュが溜まっている場合、通信速度に影響してしまう場合があります。キャッシュの溜りすぎは、新規ページを開く際に速度が遅くなってしまう場合があります。キャッシュと履歴を削除することで、通信速度が速くなることがありますので、是非試してみてください。
それでも通信速度が改善しない場合
上記で示した方法を試してみても、通信速度が改善しない場合は、利用しているインターネットの回線が原因にある場合が多いので、そういった場合は、回線業者を変えてみるというのも一つの選択肢としてあります。
もしくは、回線業者はそのままで、IPv6オプションを申し込むというのも一つの手です。
IPv6オプションとは何か?
IPv6接続サービスとは、光回線のスピードを遅くしてしまう原因を回避することで、快適にインターネットを利用することを可能にしたサービスになります。
通常、光回線を契約している場合、ある程度通信速度は期待できますが、最近ではインターネットの利用者が増えてきたことにより、回線が混雑し速度が遅いといった不満の声も出てきています。
光回線では、下り最大1Gbpsと謳っていますが、実際には様々な要因によってスピードが落ちており、1Gbps出ることはほぼありません。
実際のところ、最大速度の10%(100Mbps)程度でれば十分とされており、夜間などインターネットを利用する方が多い時間帯となると、1%(10Mbps)すら速度がでないこともあるため、利用者から不満の声が挙がっているというのが実情としてあります。
そこで通信速度の改善対策案として有効なのが、IPv6オプションというものになります。IPv6とは、インターネット・プロトコル・バージョン6の略です。IP(インターネットプロトコル)は、通信におけるルールのことを指します。
従来の通信では、IPv4が利用されており、バージョン4ということになります。従来の主流はIPv4ですが、今後はIPv6対応のサイトが増えてくることが予想されています。
現在の主流はIPv4と先ほど述べましたが、IPアドレスの数が上限の約43億個に達しつつあるという問題があります。スマホの普及もあり、IPアドレスの数が頭打ちとなり枯渇してしまう状況にあるのです。
一方新しい通信ルールであるIPv6では、ほぼ無限にIPアドレスを作ることができ、通信機器がどれだけ増加しても大丈夫と言えるでしょう。
IPv4とIPv6は接続方式も違う
IPv4とIPv6では接続方式にも違いがあります。
IPv4では、PPPoEという接続方式であるのに対し、IPv6では、IPoEという接続方式をとっています。これは、帯域制限に違いがあり、PPPoE方式では200Mbpsなのに対し、IPoE方式では、100Gbpsとなっています。
IPv6はまだまだ利用者が少ないため、通信回線が混雑しておらず、速度が出るということが言えるでしょう。したがって、光回線を利用していて通信速度が遅いと感じる場合は、IPv6オプションに加入して通信速度アップをはかってみましょう。
すでにIPv6を導入していて通信速度が遅い場合
すでにフレッツ光や光コラボでIPv6を導入しているにも関わらず、通信速度が遅いという方は、別の光回線を利用することをおすすめします。
ここでは代表的な光回線を2つ紹介していきます。
NURO光
NURO光では、「最大2Gbps」を謳っており、通信速度にかなり定評があります。
もちろん、NURO光もIPv6に対応しているため、快適な速度でインターネットを楽しむことが可能です。ただし、提供しているエリアは、北海道・関東・東海・関西・中国・九州エリアのみであるため、注意が必要です。
戸建て・マンションタイプ | |
---|---|
回線速度(下り) | 2Gbps |
月額料金 | 5,200円 |
事務手数料 | 3,300円 |
初期工事費 | ▼ キャンペーンで実質無料 |
契約期間 | 3年 (以降は2年の自動更新) |
解約金 | 3,850円 |
提供エリア | 北海道、関東、東海、関西、中国、九州 |
auひかり
auひかりは、KDDIが提供する光回線です。NTTの回線ではなく、独自の回線を利用してインターネットサービスを提供しています。
auひかりのメリットとしては、フレッツ光よりも料金が安いこと、auのスマホと一緒に利用すると月額料金の割引があるなどの特典があります。また、auひかりでは、IPv6が標準搭載されているため、通信速度はかなり速いことが実証されています。
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
回線速度(下り) | 1Gbps | |
月額料金 | 【3年プラン】 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目~:5,390円 【2年プラン】 5,720円 | 3,740~5,720円 ※マンションの設備状況によって異なる |
事務手数料 | 3,300円 | |
初期工事費 | ▼ キャンペーンで実質無料 | ▼ キャンペーンで実質無料 |
契約期間 | 2年/3年(自動更新) | 2年(自動更新) |
解約金 | 4,730円 | 2,290円 |
提供エリア | 全国(東海・長野・関西を除く) | 全国 |
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、インターネットの通信速度に関する基礎知識や速度が遅い場合の対処法について見ていきました。
現代ではスマホやパソコン、タブレット、ゲーム機、テレビなど、多くの機器がインターネットを介して利用できるようになっているため、インターネットは今や生活の一部となり、欠かせないものになっています。
「通信速度が遅いかな?」と感じる方は、快適にインターネットを利用するために、この記事で紹介した方法にを試してみてはいかがですか?^^