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ソフトバンク光のルーターは光BBユニットがいい?市販ルーターはダメ?

ソフトバンク光のルーターは光BBユニットがいい?市販ルーターはダメ?

ソフトバンク光には「光BBユニット」というルーターがありますが、

「ソフトバンク光なら光BBユニットを使った方がいい」
「光BBユニットは月額料金が高いから市販ルーターを使った方がいい」

など賛否両論あるようです。

結論としては、ほとんどの人は「光BBユニットを使うべき」ということになりますが、この記事ではソフトバンク光のルーターの選び方について解説していきます。

ソフトバンク光のルーター選びで悩んでいる方は参考にしてみてください^^

※表示価格は税込です。

編集者haraの写真hara

家電量販店、携帯ショップ販売員を経験しWEBライターへ。 過去の経験を活かした光回線やSIM関係のジャンルが得意です。
@netambassador(X/旧Twitter)

ソフトバンク光で使えるルーターは2種類

自宅でインターネットを使う時、パソコン一台は有線で繋いで、2台目以降のパソコンやスマホは無線(Wi-Fi)で繋ぐという方法が一般的です。

そして、無線(Wi-Fi)でインターネットを接続する時に必要なのが「無線LANルーター」ですね。無線LANルーターが一つあれば、パソコンやスマホなど複数台の端末を簡単にネットに繋げることができて便利です。

ソフトバンク光で無線LANルーターを利用する方法は次の2つがあります。

  • 光BBユニットをレンタルする
  • 市販ルーターを購入する

それぞれの違いについて見ていきましょう。

方法1.光BBユニットをレンタルする

光BBユニット(公式HPより)

光BBユニットはソフトバンクが提供しているルーターで、Wi-Fi接続する時に必要なだけでなく、BBフォンや光電話機能などを使う際にも必要な多機能ル―ターです。

現在出ている光BBユニットの機種は「E-WMTA2.3」と「E-WMTA2.2」の2つ。それぞれのスペックは次の通りです。

  E-WMTA2.3 E-WMTA2.2
最大通信速度
有線接続 1Gbps 1Gbps
無線接続 1.3Gbps 300Mbps
無線LAN規格
IEEE 802.11b/g/n/a/ac IEEE 802.11b/g/n
周波数帯
2.4GHz帯/5GHz帯 2.4GHz帯
LANポート
4つ 4つ

有線は1Gbpsなので十分でしょう。最新機種の「E-WMTA2.3」であれば、無線は「IEEE 802.11b/g/n/a/ac」という高速通信にも対応しているので安心ですね。

ちなみにソフトバンクのホームページには最大速度100Mbpsの「E-WMTA2.1」も記載がありますが、ソフトバンクのチャットサポートに確認したところこのタイプが送られてくることはないということでした。

実は申し込みの時に機種は自分で選べず、「E-WMTA2.3」と「E-WMTA2.2」のどちらが送られてくるかは分かりません。正直に言って、「E-WMTA2.2」の300メガはちょっと遅いかなと思います。ですが、光BBユニットは最新機種への交換が可能なので万が一「E-WMTA2.2」が届いたら交換しましょう。

光BBユニットレンタルの月額料金

光BBユニットレンタルの月額料金は513円ですが、光BBユニットでWi-Fiを利用するには「Wi-Fiマルチパック(月額1,089円)」も必要です。

月額料金
光BBユニット 513円
Wi-Fiマルチパック 1,089円
月額料金合計 1,602円
→おうち割 光セットで550円

「無線LANのために月額1,602円?」と思うとちょっと高額ですよね。ですが、ソフトバンクのスマホとソフトバンク光とのセット割の「おうち割 光セット」に加入すると、2つで1,602円のところ、月額550円で使えます。

<光BBユニットの接続イメージ>

方法2.市販ルーターを購入する

ソフトバンク光でルーターを使う2つ目の方法は「市販ル―ターを使う」です。

家電量販店やAmazonなどで、「IEEE 802.11b/g/n/a/ac」対応のものが5,000~8,000円程度で購入できます。メーカーはBuffalo製やNEC製のものがおすすめです。

<市販ルーターの接続イメージ>

光BBユニットと市販ルーターとどっちがいい?

光BBユニットと市販ルーターならどちらを利用するのがいいのでしょうか。両者のスペックを比較してみたいと思います。

無線接続時に最大速度800Mbps以上あるルーターを使うのが望ましいので、無線LANルーターはBuffalo製の「WSR-2533DHPL」を例に挙げます。

  光BBユニット Baffalo製
WSR-2533DHPL
料金
月額550円 7,480円
※Amazonの場合
最大通信速度 有線 1Gbps 1.7Gbps
無線 1.3Gbps 800Mbps
通信規格 IEEE 802.11b/g/n/a/ac

料金を見てみると、1年ちょっとで光BBユニットよりも市販ルーターの方が割安になります。

では、光BBユニットよりも市販ルーターを使った方が良いのでしょうか?

答えはNoです。料金が市販の無線LANルーターの方がお得だったとしても、「光BBユニットを使った方がいい」というのが僕の意見です。

ソフトバンク光のルーターは光BBユニットがおすすめな理由

なぜそこまで光BBユニットがおすすめなのか、理由は3つあります。

  • 光BBユニットはおうち割 光セットの必須オプション
  • 光BBユニットでしかIPv6接続ができない
  • 光BBユニットは電話サービスを使うのに必須

それぞれ見ていきましょう。

理由1:光BBユニットはおうち割 光セットの必須オプション

ソフトバンク光を選ぶ方のほとんどが、ソフトバンクのスマホとのセット割である「おうち割 光セット」にメリットを感じていると思います。

「おうち割 光セット」は、ソフトバンク光とソフトバンクのスマホ(ケータイ)とのセット割。スマホ代が毎月550~1,100円割引になります。しかも家族にソフトバンクユーザーがいれば最大10回線まで割引対象です。

同居している家族だけでなく、離れて住む家族、同居している友人、同棲している恋人、シェアハウス仲間なども割引対象なので、周りにソフトバンクユーザーがいればいるほどお得になります。

おうち割 光セットには有料オプションがある

非常にお得な「おうち割 光セット」ですが、加入するには有料オプションに加入する必要があります。有料オプションは光BBユニットレンタル、Wi-Fiマルチパック、電話サービスの3つです。そう、光BBユニットレンタルはおうち割 光セットの必須オプションの1つなんです。

月額料金
光BBユニットレンタル 513円
Wi-Fiマルチパック 1,089円
電話サービス
(3つのうち1つ)
ホワイト光電話 513円
光電話(N) 550円
BBフォン 0円
おうち割 光セット セット価格  550円

つまり、おうち割 光セットに加入すると自動的に光BBユニットをレンタルすることなるので、別途市販ル―ターを購入するより光BBユニットを使った方が安上がりです。

逆に光BBユニットのレンタルを解約すると、おうち割 光セットの割引を受けられなくなってしまうので注意しましょう。

理由2:光BBユニットでしかIPv6接続ができない

ソフトバンク光では、IPv6(IPv6高速ハイブリッド)という混雑回避の接続方式を利用できます。有線での接続・無線での接続ともに対応しています。

ネットでの評判を見ていると、IPv6接続しない場合のソフトバンク光の速度は「遅い」という声が多いです。ですが、IPv6接続を利用すると速度が改善されるケースが多いです。

上の口コミのIPv4というのは従来の通信方式で、IPv6を使っていない時のことです。この方はIPv6を使うことで速度が約5倍にもなっていますね。ソフトバンク光はいっそIPv6を標準装備すればいいのに、と僕なんかは思ってしまいます^^;

ソフトバンク光のIPv6は利用料は無料(「IPv6高速ハイブリッド IPv6 IPoE + IPv4」の申し込みは必要)ですが、光BBユニットの接続が必要です。光BBユニットは無線LANルーターとしても使いますが、IPv6用のルーターとしても機能しているわけです。

IPv6対応の市販ル―ターでは代用できない?

普通の無線LANルーターの場合は、光BBユニットの代わりに市販ルーターで代用することができますが、IPv6となるとそうはいきません。

IPv6に対応した無線ルーターも市販されていますが、それを光BBユニットの代わりに設置したところでIPv6接続はできません。ソフトバンク光でIPv6接続するには、光BBユニットが不可欠だからです。

なので、IPv6を使いたい方は光BBユニットを使うしか道はないんですね。

理由3:光BBユニットは電話サービスを使うのに必須

ソフトバンク光には、ホワイト光電話、光電話(N)、BBフォンの3つの光電話のサービスがあります。いずれの光電話のサービスを選んでも、利用するには光BBユニットが必要です。これは、光BBユニットが光電話用ルーターとしての機能も備えているためです。

ちなみに市販のルーターを接続しても、ソフトバンク光の光電話サービスは使えません。なので、ソフトバンク光の電話サービスを契約する人は必然的に光BBユニットを利用することになります。

また、電話サービスはおうち割 光セットの必須オプションの1つでもあるので、電話サービスを使うならおうち割 光セットのオプション代である月額550円は無料のようなものですね。

結論:ソフトバンク光のルーターは光BBユニットを使った方がいい

ここまでの内容をまとめると、光BBユニットには以下3つの機能があると言えます。

市販ルーターでの代用
無線LANルーターとしての機能
IPv6用ルーターとしての機能 ×
光電話用ルーターとしての機能 ×

IPv6通信または光電話サービス(ホワイト光電話、光電話(N)、BBフォン)を使う場合は、市販ルーターでの代用はできないので、光BBユニットは必須です。

また、光BBユニットはソフトバンクのスマホとのセット割である「おうち割 光セット」の必須オプションの一つです。「おうち割 光セット」に加入するためには自動的に光BBユニットを使うことになるので、スマホとのセット割を受けたい人は市販ルーターではなく光BBユニットを使った方がお得でしょう。

ソフトバンクユーザーではない場合も光BBユニットがいいの?

ここまでは、「ソフトバンク光を契約するのはソフトバンクユーザーである」という前提で話を進めてきました。しかし、中にはソフトバンク以外のスマホ(ケータイ)をお使いの方もいると思います。

ソフトバンクユーザー以外の場合、「おうち割 光セット」が組めないのでちょっと話が変わってきます。

無線ルーターだけの利用なら市販ルーターがおすすめ

すでにお伝えした通り、光BBユニットでWi-Fiを使うためには光BBユニット(月額513円)に加えてWi-Fiマルチパック(月額1,089円)が必要です。おうち割 光セットに加入していれば、2つで月額550円になるところですが、おうち割 光セットに加入しない場合は月額1,602円です。

無線LANルーターのために月額1,602円は高すぎですよね^^;

市販ルーターは5,000~8,000円程度で売っているので、光BBユニットよりもBuffalo製やNEC製のものを購入した方が長期的に見てずっと安上がりです。

IPv6も使いたい場合は光BBユニットがおすすめ

IPv6も使いたいという場合は、すでにお伝えした通り市販ルーターでは代用できません。

ソフトバンク光のIPv6は光BBユニットは必須なので、レンタル料として月額513円がかかります。

光電話を使いたい場合は光BBユニットがおすすめ

ソフトバンクの光電話を使うには、光BBユニットが不可欠です。市販のルーターでは代用することができないので、光BBユニット(月額513円)を契約することになります。

まとめ

ソフトバンク光のルーターは光BBユニットと市販ルーターとどちらがおすすめか?についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?

光BBユニットは無線LANルーターとしてだけでなく、IPv6用ルーター、光電話用ルーターとしての機能もあるので、ただ「無線LANで月額550円は高い」という理由だけで避けるのはやめた方がいいです。

また、光BBユニットは「おうち割 光セット」の必須オプションの一つでもあるので、「おうち割 光セット」に加入する人は自動的にレンタルすることになります。

ソフトバンク以外のスマホのユーザーは「おうち割 光セット」に加入しないので、「無線LANだけ利用したいのか?」「IPv6も使いたいのか?」「光電話も利用したいのか?」を基準に選ぶといいと思います。

この記事がみなさんのルーター選びの参考になれば嬉しいです^^

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