現在、フレッツ光を使っている方で、ソフトバンク光、ビッグローブ光、ドコモ光、So-net光プラス…など、「光コラボ」と言われる光回線への乗り換えを検討している方多くないですか?
フレッツ光を使っている方が光コラボへ乗り換えることを「転用」と言いますが、転用することでスマホとのセット割を始めとした事業者独自のサービスが受けられたり、月々の料金が安くなったり、問い合わせ先・支払い先が一本化できるなど、様々なメリットがあります。
しかし、この転用を行う際にはいくつかの注意点があります。
そこで今回は、転用するにあたってのメリットと注意点について説明していきますので、転用を検討している方は後になって『転用して後悔した…』とならないように、参考に読んでみてくださいね。
※表記の価格は税込みです。
転用とは?
始めに転用をする際の注意点について説明しようと思ったのですが、『そもそも、転用って何?』という方も多いと思うので、転用について簡単に説明します。
インターネットを申し込む際、「新規」・「転用」・「事業者変更」と3つの契約方法があり、3つの違いは以下のようになります。
「新規」:フレッツ光または光コラボを使っていない方が初めて申し込む方法
「転用」:フレッツ光を使っている方が、光コラボに乗り換える方法
例)フレッツ光 ⇒ ソフトバンク光、ビッグローブ光、ドコモ光など
「事業者変更」:すでに光コラボを使っている方が、他の光コラボへ乗り換える方法
例)ソフトバンク光 ⇔ ビッグローブ光 、ドコモ光 ⇔ So-net光プラスなど
今回のテーマとなる「転用」は、フレッツ光を利用している方が光コラボに乗り換える方法を意味します。
光コラボも、NTT東日本・NTT西日本が提供してフレッツ光と同じ光回線(光ケーブル)を使うため、工事も必要なく、月額料金も安くなったりと、コストを抑えて簡単に切り替えられるのです。
新規申し込みのように「開通まで●ヶ月」という待ち期間もほとんどないので、フレッツ光を使い続け指定日に切り替わるだけです。
以上が、転用についての簡単な説明になりますが、お分かりいただけましたでしょうか?詳しくならなくても良いので、『転用ってそういうことか』と理解していただければ十分です。
なお、光コラボについては▼こちら▼で解説していますので、良かったらご覧ください。

光コラボに転用する際の「6つの注意点」
それでは、光コラボに転用する際に気を付けておきたい6つの注意点について説明していきます。
「注意点」と言われると身構えてしまいますが、「知っておく程度」のスタンスで読んでいただければ結構です。
それでは一つずつ見ていきましょう。
注意点① 「転用承諾番号」が必要になる
まず1つ目の注意点は、転用する際に「転用承諾番号」というものが必要になるという点です。
転用承諾番号とは、転用するための予約番号みたいものです。スマホでも番号ポータビリティ(MNP)をする時にMNP予約番号が必要になりますが、それと同じようなものと思っておいてください。
番号を取得する際には、以下の4点が必要になります。
2.ご契約者様名
3.フレッツ光ご利用場所住所
4.フレッツ光ご利用料金のお支払い方法
この転用承諾番号は、「W」または「E」から始まる英数字11桁の番号(例:W 1234 -5678 -90)で、NTT東日本・NTT西日本の公式サイト、または、電話から取得できます。
NTT東日本 | NTT西日本 | |
WEB | 転用承諾番号の取得はこちら 受付時間 8:30~22:00 | 転用承諾番号の取得はこちら 受付時間 7:00~25:00 |
電話 | 0120-140-202 受付時間 9:00~17:00 | 0120-553-104 受付時間 9:00~17:00 |
公式サイトでは夜遅くまで取得することができますが、電話の場合は夕方17時までとなっています。公式サイト・電話どちらとも土日祝日でも取得可能ですが、年末年始の日程については各公式サイトでご確認ください。
なお、公式サイトで取得する場合は、取得時に登録するメールアドレス宛に通知・発行されます。
番号の取得が終わったら、あとは好きな光コラボに申し込むだけです。
注意点② プロバイダが変わる可能性が高い
2つ目の注意点は、プロバイダが変わってしまう可能性が高いという点です。
現在、フレッツ光で利用しているプロバイダが提供している光コラボ(例:BIGLOBEのビッグローブ光、So-netのSo-net光プラスなど)、または継続して使える場合以外はほとんどの確率でプロバイダが変わります。
フレッツ光はプロバイダが選べる(別契約)タイプのインターネット回線ですが、光コラボのほとんどはプロバイダ一体型なので、基本的にプロバイダが変わると思っておいた方が賢明です。
ですが、例外なのがドコモ光です。ドコモ光は、光コラボの中でも珍しくプロバイダを選べる光回線で、23社の中から選ぶことができ、どこを選んでも月額料金は変わりません。
なお、プロバイダが変わってしまうことで、一番面倒なのがメールアドレスが変わってしまう点です。
プロバイダによってはメールアドレスだけを残すサービスも行っていますが、月々数百円かかったりします。今はGmailを始めとしたフリーメールアドレスを使っている方も多いと思うので、メールの利用状況によってはあまり気にしなくても良いかもしれません。
注意点③ プロバイダの解約金がかかる場合がある
続いては、プロバイダの解約金が発生する場合があるということです。
フレッツ光から光コラボへの転用は、元々(フレッツ光)の光回線を解約するわけではなく「契約変更」のような扱いになるので、更新月以外であっても解約金はかかりません。
ですが、プロバイダの多くが「年数契約」や「解約金」を設定しているため、転用する時期によっては解約金が発生します。
プロバイダ | 契約期間 | 解約金 |
@nifty | 2年 | 3,300円 |
BIGLOBE | 2年 | 5,500円 |
Yahoo!BB | 2年 | 5,500円 |
So-net | なし | 0円 |
DTI | なし | 0円 |
OCN | 2年 | 5,500円 |
BB.excite | なし | 0円 |
plala(ぷらら) | なし | 0円 |
有名どころのプロバイダを8社ほどピックアップしてみましたが、契約期間を設けていないところもあれば、2年という契約期間を設けているところもあります。また、解約金も3,300~5,500円とプロバイダによってまちまちです。
ですので、『今自分がフレッツ光で使っているプロバイダには契約期間があるか?解約金はいくらか?」をしっかりと把握しておかないと、思わぬ費用がかかってしまいますので気を付けましょう。
注意点④ フレッツ光のポイントが失効する
次は、今まで貯めていたフレッツ光のポイントがなくなってしまう点です。
NTT東日本の場合は「フレッツ光メンバーズクラブ」、NTT西日本の場合は「CLUB NTT-West」で溜まっていたポイントは、転用した場合に失効していしまいます。
このポイントは、グルメ、ギフト、サービスなどに交換できますので、転用する前に交換しないと失くなってしまうのでもったいないです。
注意点⑤ 継続利用できないサービスがある
継続利用できないサービスがある、という点にも注意しておきましょう。
上のポイントサービス同様に、転用することで利用ができなくなってしまうサービスもあります。
継続利用不可のサービス | ||
フレッツ光メンバーズクラブ | フレッツ・あずけ~る | なおせ~る |
フレッツ・パスポートID、フレッツ・まとめて支払い | フレッツ・ソフト配信サービス | 光ステーション |
ひかり電話オフィスタイプ、ひかり電話オフィスA(エース) | フレッツ・VPNワイド、フレッツ・VPNゲート、フレッツ・VPNプライオ | メール情報配信 |
ITサポート&セキュリティ for MAプラン | オフィステレフォン | まるらくオフィスサービス |
主にフレッツ光が独自に行っているサービスは引き継げませんが、ひかりTVやモデムのレンタルなどは継続利用が可能です。
注意点⑥ ひかり電話を使っている場合は注意が必要
ひかり電話を使っている場合には注意が必要です。
何故なら、「ひかり電話」で使っている電話番号が転用先で継続利用できない可能性があるからです。
ただし、ひかり電話で使っている電話番号がNTT東日本・NTT西日本で発番された番号であれば、転用先でも継続利用することができます。
継続利用できる電話番号
NTT東日本・NTT西日本(フレッツひかり電話含む)や光コラボで発番された電話番号は継続利用が可能です。
・フレッツひかり電話発番 ▶ 光コラボ「光(ひかり)電話」の場合は〇
⇒この2パターンは、継続利用が可能
転用時にはこの2つのパターンが考えられますが、NTT東日本・NTT西日本(フレッツひかり電話含む)で発番された電話番号であれば転用先でも継続利用できます。また、事業者変更(光コラボ⇒光コラボ)をする場合、光コラボで発番された電話番号も継続利用できます。
ただし、一部の光電話・IP電話の電話番号は引き継げないので、事業者変更をする際にはご注意ください。
・BBフォン発番 ▶ 光コラボ「光(ひかり)電話」の場合は×
⇒この2パターンは、継続利用が不可
「ホワイトひかり電話」「BBフォン」どちらもソフトバンク光の電話サービスですが、この2つで発番された電話番号は継続利用ができません。他にも、各事業者が独自に行っている電話サービスの電話番号は継続利用できない場合があるのでご注意ください。
上記は、あくまでも電話番号を継続利用することを前提とした話なので、『電話番号は別に変わっても良い』という人は気にしなくて大丈夫です。
このように、フレッツ光から光コラボに転用する際にはいくつかの注意点がありますので、必ず事前に確認しておきましょう。
光コラボに転用する際の「5つのメリット」
ここまでは転用する際の注意点について見てきましたが、ここからはメリットについて解説していきたいと思います。
『転用って難しそう…』って思っている方も多いかもしれませんが、工事も必要なく、短期間で行うことができます。また、月額料金が安くなったり、スマホとのセット割が組めたりと、お得になったりと色々とメリットがあります。
メリット① 月額料金が安くなる場合が多い
メリット2大巨頭の一つが、月額料金が安くなる場合が多いということです。
そもそもフレッツ光は、ネット契約(フレッツ光)とプロバイダ契約が別々で、ネット料金にプラスでプロバイダ料が上乗せされる仕組みになっています。しかし、光コラボのほとんどがプロバイダ一体型になっているため、ネット料金にプロバイダ料金も含まれています。
よって、別途プロバイダ契約をする必要もなく、費用もかからないのです。
フレッツ光と主な光コラボを比較すると以下のようになります。
ホームタイプ | マンションタイプ | |
フレッツ光 | 5,500円+α | 3,575円〜4,675円+α |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
@nifty光 | 5,720円 | 4,378円 |
@スマート光 | 4,400円 | 3,300円 |
※フレッツ光は東日本エリアの料金です。
マンションタイプを見た場合に『フレッツ光安いじゃん』って思ってしまいますが、フレッツ光は月額料金にプロバイダ料金が上乗せされる(+αの部分)ので高くなります。
プロバイダは550円/月と安いところもありますが、平均的に見ると1,100円前後するところがほとんどです。よって、フレッツ光の場合、ホームタイプは6,050円~、マンションタイプは4,125円~という月額料金になるため、光コラボと比較すると高いと言わざるを得ません…
@スマート光は光コラボの中でもズバ抜けて安い光回線ですが、他の光コラボと比較してもホームタイプの場合は1,100円近くも高いのです。
したがって、フレッツ光を使っていて『料金がもう少し安くならないかな?』という方は、光コラボへの転用を考えてみても良いかもしれません。
メリット② スマホ割引などの独自サービスが受けられる
メリット2大巨頭のもう一つが、スマホ割引などの独自サービスが受けられるという点です。
携帯大手3キャリアであるソフトバンク・ドコモ・auは、自社のスマホやケータイと自社で提供している光回線サービスを一緒に利用することで、スマホの月額料金を安くするセット割を行っています。
必ずしも「キャリア同士限定」ではない
このスマホとのセット割ですが、必ずしも「キャリア同士だけでしかセット割が組めない」という訳ではありません。
auスマートバリュー | おうち割光セット | ドコモ光セット割 |
・ビッグローブ光 ・So-net光プラス ・@nifty光 など 【光コラボ以外】 ・auひかり ・コミュファ光/メガ・エッグ光/BBIQなど各地域限定の電力系光回線 | ・ソフトバンク光 【光コラボ以外】 ・NURO光 ・ソフトバンクエアー | ・ドコモ光 |
上表は、携帯大手3社がサービス提供しているスマホとのセット割が、どのインターネット回線で使えるかを区分けした表になります。
3キャリアとも、1回線あたり月々550円~1,100円割引と契約しているスマホのプランによって割引額が異なってきます。また、現在は新規受付が終了しているプランでもセット割が組め、プランによっては1,100円以上割引される場合もあります。
auとソフトバンクは最大10回線まで、ドコモは20回線まで割引適用されますので、家族でキャリアがまとまっている場合はかなり安くなる可能性もあります。
「auスマートバリュー」は、auひかりはもちろんのこと、ビッグローブ光、So-net光プラスなどの光コラボに加え、コミュファ光、メガ・エッグ光といった各地域限定の電力系光回線とも組むことができますので、auユーザーは選択肢が広がります。
「おうち割光セット」はソフトバンク光以外にも、NURO光、ソフトバンクエアーで組めます。ですが、「ドコモ光セット割」はドコモ光のみでしか組めません。したがって、ドコモユーザーがセット割を利用したい場合は、ドコモ光一択になってしまいます。
これだけ、多くの光回線でセット割が組める中、フレッツ光はどこの携帯キャリアともセット割を組むことができないのです。
新規受付を行っているプラン
プラン | 割引額/月 |
---|---|
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 1,100円割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 550円割引 |
※新規受付が終了しているプランに関しては「au公式サイト」をご覧ください。
対象プラン | 割引額/月 |
データプランメリハリ無制限/データプランミニフィット+ データプランメリハリ/データプランミニフィット データプラン50GB+/データプランミニ | 1,100円 |
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター データ定額 50GB/20GB/5GB パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G 4G/LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット+ | 1,100円 |
データ定額(おてがるプラン専用) データ定額ミニ 2GB/1GB データ定額(3Gケータイ) パケットし放題フラット for シンプルスマホ (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 550円 |
ギガプラン
プラン名 | データ容量 | 割引金額 |
5Gギガホ プレミア | 1,100円 | |
5Gギガホ | 1,100円 | |
ギガホ プレミア | 1,100円 | |
ギガホ | 1,100円 | |
5Gギガライト/ギガライト | ~7GB | 1,100円 |
~5GB | 1,100円 | |
~3GB | 550円 | |
~1GB | 割引なし |
シェアパック
プラン名 | データ容量 | 割引金額 |
ウルトラシェアパック | 100GB | 3,850円 |
50GB | 3,190円 | |
30GB | 2,750円 | |
ベーシックシェアパック | ~30GB | 1,980円 |
~15GB | 1,980円 | |
~10GB | 1,320円 | |
~5GB | 880円 | |
ウルトラデータLLパック | 30GB | 1,760円 |
ウルトラデータLパック | 20GB | 1,540円 |
ベーシックパック | ~20GB | 880円 |
~5GB | 880円 | |
~3GB | 220円 | |
~1GB | 110円 |
ケータイプランの場合
プラン名 | 割引金額 |
ケータイプラン | 550円 ※12ヶ月のみ |
※ガラケーを契約している場合は、ドコモ光セット割の代わりに「ドコモ光期間限定割引」が適用されます。
電気とのセット割やポイント付与している光回線も
スマホとのセット割以外にも、ソフトバンク光ではおうちでんきとのセット割「おうち割でんきセット」、ドコモ光ではドコモでんきとのセット利用によるポイント還元など、インフラ系サービスとの割引も組めます。
また、ドコモ光や楽天ひかりでは、コンビニ、飲食店、ショッピングモールなどで使えるポイント付与などのサービスが提供されています。フレッツ光でも毎月ポイントがもらえますが、ドコモのdポイントや楽天ポイントほど使える用途が多くないので、同じポイント付与のサービスがあるなら使い道が色々ある方が便利でお得ですよね。
メリット③ フレッツ光の解約金がかからない
知らない方も結構多いかもしれませんが、「注意点③ プロバイダの解約金がかかる場合がある」でも書いたように、フレッツ光から光コラボへの転用は、フレッツ光の光回線を解約しない「契約変更」のような扱いになるため、更新月以外であっても解約金は発生しません。
例えば、NTT東日本でフレッツ光を「にねん割」で利用しているとします。
通常の「解約」であれば、更新月以外に解約した場合には、ホームタイプは10,450円、マンションタイプは1,650円の解約金がかかります。しかし、フレッツ光から光コラボへの「転用」は解約ではないので、更新月に関わらず解約金が発生しません。
ただし、フレッツ光のライトプランからの転用など、工事費がかかる場合もあるので覚えておきましょう。
メリット④ 乗り換え時に工事は必要ない
4つめのメリットが、工事なしでの乗り換えられるという点です。
転用の場合、フレッツ光で使っている光回線を転用先の光コラボで継続利用するため、回線工事は発生しません。したがって、新規開通工事のように●万円という工事費用もかからないのです。
・分割請求
または
・一括請求
されますので、転用する前に確認しておくことをおすすめします。
ちなみにフレッツ光の工事費は、ホームタイプ・マンションタイプによって異なります。
ホームタイプ | マンションタイプ | |
NTT東日本・NTT西日本 | 19,800円 (3,300円+687円×23ヶ月+最終月699円) | 16,500円 (3,300円+550円×24回) |
よって、残債分を「分割請求されるのか?」「一括請求されるのか?」は転用先の光回線事業者によって異なります。もちろん、支払い終わっていれば心配する必要はありません。
かかる費用は数千円の事務手数料のみ
転用時にかかる費用としたら事務手数料ぐらいで、金額は光コラボによって異なりますが3,300円が一般的です。
主な光コラボの事務手数料 | |
ソフトバンク光 | 3,300円 |
ドコモ光 | 3,300円 |
ビッグローブ光 | 3年プラン:3,300円 2年プラン:2,200円 |
@nifty光 | |
@スマート光 |
メリット⑤ 問い合わせ先や料金の支払い先を一本化できる
5つめのメリットは、問い合わせ先や料金の支払い先を一本化できるという点です。
フレッツ光はプロバイダが別契約のため、「フレッツ光」「プロバイダ」それぞれと契約を結ぶ必要がありました。契約が別々なことで面倒くさいのが、困った時の問い合わせ先や料金の支払い先が2つになってしまうことです。
例えば、『こういう時どうしたら良いんだろう?』と思ってフレッツ光に問い合わせてみたら、『その件は、プロバイダにお問い合わせください』といった経験をした方も少なくないのではないでしょうか。
ネット回線を提供しているフレッツ光や、プロバイダサービスを提供しているプロバイダ事業者では、対応できる内容が異なるため、上記の『その件は~』的な案内をされてしまう場合があるのです。
また、料金の支払い先もNTT・各プロバイダと2社にそれぞれに行う必要があったりと面倒だったりしますよね。しかし、光コラボのほとんどはプロバイダが一体型なので、問い合わせ先や月々の支払いも一本化できるのでとても便利です。
フレッツ光から光コラボに転用する最大のメリットは、月額料金が安くなる点と、スマホ割引などの独自サービスが利用できる点の2点にあります。
フレッツ光のように別途プロバイダ料金もかからないですし、月々のスマホ料金が割引されるセット割も組めるのでネット料金・スマホ料金ダブルでお得にできますよ
転用時にスマホキャリアで選ぶおすすめの光コラボ4社
今回、フレッツ光から転用する際の注意点やメリットについて解説してきましたが、お分かりいただけたでしょうか?
では最後に、『転用については分かったけど、実際にどの光コラボが良いの?』という方のために、スマホのキャリアをベースにおすすめの光コラボ4社をご紹介したいと思います。
ソフトバンクユーザーには「ソフトバンク光」がおすすめ
※NEXTのキャンペーンサイトより引用
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
回線速度(下り) | 1Gbps | |
月額料金 | 5,720円 | 4,180円 |
事務手数料 | 3,300円 | |
初期工事費 | キャンペーンで実質無料 | |
契約期間 | 2年(自動更新) | |
解約金 | 5,720円 | 4,180円 |
提供エリア | 全国 |
【ソフトバンク光の特徴】
・おうち割光セットを組むことで月々のスマホ料金が安くなる
ソフトバンクユーザにおすすめなのは、当然ですが「ソフトバンク光」です。
NURO光でもおうち割光セットが組めますが、NURO光はフレッツ光の回線を利用している光コラボではないので、ここでは除外させていただきます。
ソフトバンク光の特徴は、ソフトバンクスマホ・ケータイとのセット割「おうち割光セット」によって、月々のスマホ料金が毎月最大1,100円割引されるという点です。利用しているスマホのプランによって、550円または1,100円と割引額が異なります。
対象プラン | 割引額/月 |
データプランメリハリ無制限/データプランミニフィット+ データプランメリハリ/データプランミニフィット データプラン50GB+/データプランミニ | 1,100円 |
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター データ定額 50GB/20GB/5GB パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G 4G/LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット+ | 1,100円 |
データ定額(おてがるプラン専用) データ定額ミニ 2GB/1GB データ定額(3Gケータイ) パケットし放題フラット for シンプルスマホ (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 550円 |
また、自分だけでなく最大10回線まで割引可能なので、離れて暮らご両親やおじいちゃん・おばあちゃんも割引対象です。さらに、家族だけでなく、一緒に住んでいる恋人やシェアハウス仲間も割引してくれるので、周りにソフトバンクユーザーが多い方にはおすすめです。
ソフトバンク光について詳しく知りたい方は、▼こちら▼の記事をご覧ください。
ソフトバンク光はどんなネット?評判を検証し料金・サービスを評価!
auユーザーには「ビッグローブ光」がおすすめ
※NEXTのキャンペーンサイトより引用
戸建てタイプ | マンションタイプ | |
---|---|---|
回線速度(下り) | 1Gbps | |
月額料金 | 5,478円 | 4,378円 |
事務手数料 | 3,300円 | |
初期工事費 | ▼ キャンペーンで実質無料 | ▼ キャンペーンで実質無料 |
契約期間 | 3年(自動更新) | |
解約金 | 4,230円 | 3,360円 |
提供エリア | 全国 |
【ビッグローブ光の特徴】
・3年プランを選ぶと引っ越し時の移転工事費が何回でも無料になる
・auスマホとのセット割「auスマートバリュー」が組める
・UQモバイルとのセット割「自宅セット割」が組める
auユーザーにおすすめの光コラボは「ビッグローブ光」です。
『あれっ?auひかりじゃないの?』って思った方もいますよね。auひかりもフレッツ光の回線を利用している光コラボではないので今回は割愛させていただきます。
ビッグローブ光は、フレッツ光や他の光回線でも有名なプロバイダBIGLOBEが提供している光コラボです。「フレッツ光×BIGLOBE」と「ビッグローブ光」は似ていますが、ビッグローブ光の方がプロバイダ料込みで利用できるため、月額料金も安く抑えられます。
ビッグローブ光の特徴は、3年プランと2年プランから好きな方を選べるということです。
3年プランは、2年プランに比べて月額料金が安い、引っ越し時の移転工事費が何回でも無料になるというメリットがあります。進学や就職で引っ越しを予定している方や転勤族の方には嬉しい特典と言えます。
もう一つの特徴として、ビッグローブ光はスマホとのセット割を「auスマートバリュー」が組めます。auスマートバリューではauスマホが最大10回線まで割引されます。
auスマートバリューはひかり電話(550円/月)への加入が必須になるため、家族と住んでいる方や固定電話が必要な方、または家族にauユーザーが多い方におすすめです。
新規受付を行っているプラン
プラン | 割引額/月 |
---|---|
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 1,100円割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 550円割引 |
※新規受付が終了しているプランに関しては「au公式サイト」をご覧ください。
ビッグローブ光について詳しく知りたい方は、▼こちら▼の記事をご覧ください。
『ビッグローブ光ってどう?』料金・サービス・メリット等を徹底解説
ドコモユーザーには「ドコモ光」がおすすめ
※GMOとくとくBBのキャンペーンサイトより引用
戸建て | マンション | |
---|---|---|
回線速度 | 1Gbps | |
月額料金 | タイプA:5,720円 タイプB:5,940円 | タイプA:4,400円 タイプB:4,620円 |
手数料 | 3,300円 | |
工事費 | ▼ キャンペーンで無料 | ▼ キャンペーンで無料 |
契約期間 | 2年(自動更新) | |
解約金 | 5,500円 | 4,180円 |
エリア | 全国 |
【ドコモ光の特徴】
・ドコモスマホとのセット割「ドコモ光セット割」が組める
・プロバイダが23社の中から選べる
・毎月付与されるdポイントが色々なサービスで使える
ドコモユーザーには「ドコモ光」がおすすめです。
と言いますか、ドコモのスマホセット割「ドコモ光セット割」は、ドコモ光でしか組むことができません。
「おうち割光セット」や「auスマートバリュー」同様に、利用しているスマホの料金プランによって割引額は異なりますが、ドコモは2社と違い、最大20回線まで割引してくれます。また、固定電話の契約も必要ありません。
ドコモ光の特徴は、プロバイダを23社の中から選べるという点です。大体の光コラボはプロバイダが決まっていますが、ドコモ光はプロバイダを選べる光コラボです。
フレッツ光とは違い、ドコモ光の申し込みと一緒にプロバイダ契約ができます。また、プロバイダ料金は月額料金に含まれているので別途かかりません。
さらに、ドコモ光を利用することで、ローソン、ファミリーマート、マクドナルド、ドトールコーヒーなど、様々なお店で使えるdポイントが貯まり、ギフトや旅行などにも交換できたりします。
ギガプラン
プラン名 | データ容量 | 割引金額 |
5Gギガホ プレミア | 1,100円 | |
5Gギガホ | 1,100円 | |
ギガホ プレミア | 1,100円 | |
ギガホ | 1,100円 | |
5Gギガライト/ギガライト | ~7GB | 1,100円 |
~5GB | 1,100円 | |
~3GB | 550円 | |
~1GB | 割引なし |
シェアパック
プラン名 | データ容量 | 割引金額 |
ウルトラシェアパック | 100GB | 3,850円 |
50GB | 3,190円 | |
30GB | 2,750円 | |
ベーシックシェアパック | ~30GB | 1,980円 |
~15GB | 1,980円 | |
~10GB | 1,320円 | |
~5GB | 880円 | |
ウルトラデータLLパック | 30GB | 1,760円 |
ウルトラデータLパック | 20GB | 1,540円 |
ベーシックパック | ~20GB | 880円 |
~5GB | 880円 | |
~3GB | 220円 | |
~1GB | 110円 |
ケータイプランの場合
プラン名 | 割引金額 |
ケータイプラン | 550円 ※12ヶ月のみ |
※ガラケーを契約している場合は、ドコモ光セット割の代わりに「ドコモ光期間限定割引」が適用されます。
ドコモ光について詳しく知りたい方は、▼こちら▼の記事をご覧ください。
ドコモ光は評判悪い?料金、プロバイダ、キャンペーンを徹底紹介!
料金の安さで選ぶなら「@スマート光」がおすすめ
※@スマート光公式サイトより引用
戸建てタイプ | マンションタイプ | ||
---|---|---|---|
回線速度(下り) | 1Gbps | ||
月額料金 | 通常プラン | 4,730円 | 3,630円 |
格安プラン | 4,400円 | 3,300円 | |
事務手数料 | ▼ キャンペーンで無料 | ||
初期工事費 | ▼ キャンペーンで無料 ※通常プランの場合 | ▼ キャンペーンで無料 ※通常プランの場合 | |
契約期間 | なし | ||
解約金 | なし | ||
提供エリア | 全国 |
【@スマート光の特徴】
・月額料金が光コラボの中で最安値
・自動更新がないので2年使えば解約金ナシ
最後に、「@スマート光」という光コラボをご紹介します。
@スマート光ではスマホとのセット割を行っていませんが、@スマート光最大の特徴は月額料金が光コラボ最安値という点です。
光コラボの月額料金は、平均でホームタイプは5,280円~5,720円、マンションタイプは4,180円~4,620円、という料金設定ですが、@スマート光は他社よりも800円ほ以上も安い料金設定になっています。(格安プランの場合)
スマホとのセット割が組めませんが、現在は格安SIMを使っている方も多いのでそういった方にはおすすめです。
光コラボの多くは2年もしくは3年ごとの自動更新となっていて、更新月以外に解約すると違約金がかかってしまいます。ですが、@スマート光は2年契約ではあるものの、2年過ぎればいつ解約しても違約金がかかりません。
しかも、この2年縛りや解約金は新規の場合だけで、フレッツ光からの転用や他の光コラボからの事業者変更の場合はありません。
前の3社に比べて知名度こそ高くありませんが、サービス内容は光コラボの中でもトップクラスと言えます。
@スマート光について詳しく知りたい方は、▼こちら▼の記事をご覧ください。
安い!シンプル!口コミでも評判の@スマート光のサービス内容とは?
光コラボを選ぶ際、利用しているスマホのキャリアを基準に選ばれる方も多いと思います。
ですが、割引額によってはセット割を組まないで(または組めない場合)、@スマート光のような月額料金が安い光コラボを使った方がお得になることもあります。
転用の手順
転用は新規開通と違い工事が必要なく、申し込みしてから2週間程度でフレッツ光から光コラボへの切り替えができます。もちろん、切り替えるまでの間は利用中のフレッツ光をそのまま使えるので、ネットが使えない期間も発生しません。
転用の手続きの流れとしては以下のようになります。
転用する際に一番最初に行うことが、「光コラボに転用する際の「6つの注意点」」でも説明しましたが、「転用承諾番号」を取得することです。
この番号を取得しないと転用ができないので、転用の申し込みをする前に必ず所得しましょう。
転用承諾番号の取得が終わったら、次は希望する光コラボを申し込みます。
「光コラボに転用する際の「6つの注意点」」でも説明しましたが、転用承諾番号の有効期限は15日間と限られているため、期限を過ぎると無効になり使用する場合は再取得が必要になるので気を付けましょう。
申し込み後、申し込みをした窓口(代理店など)と光コラボ事業者から、利用開始にあたっての必要書類が届きます。
切り替え日は指定されてきますので、パソコンやモデムなどの設定が完了すれば利用できるようになります。
まとめ
今回は、フレッツ光から光コラボへ転用(乗り換え)する際の注意点やメリットについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
「転用=フレッツ光解約」というイメージで、『解約金がかかる…』『また工事が必要になる』など不安を抱いていた方も多いと思いますが、今回説明させていただいたように、転用する際は、解約金がかからず、工事も必要ありません。費用も基本的には事務手数料(概ね3,300円)で済んだりします。
また、申し込んでから2週間程度で切り替えが行えて、切り替わるまでもフレッツ光を使っていられるのでネットが使えなくなる期間もありません。
皆さんも転用する際は、今回ご紹介した注意点に気を付けていただき、よりお得なネットライフを楽しんでください(^O^)
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