インターネットを使うなら、誰でも『いつでも快適に使いたい』と思いますよね?
最近はスマホでも定額制が主流になってきているため、『今月はパケット通信し過ぎたから…』と月末が近づくにつれて速度制限を恐れることも少なくなってきました。
では、自宅で使うインターネットはどうなのでしょう。
『固定回線だから大丈夫でしょ?』と思っている方が多いと思いますが、光コラボの中でも人気の「ビッグローブ光でも実は速度制限が行われている」のをご存知でしょうか?
そこで今回は、既にビッグローブ光を使っている方、これからビッグローブ光を申し込もうとしている方も、ビッグローブ光の速度制限について一緒に見ていきましょう。
※表記の価格は税込みです。
ビッグローブ光のお申し込みをご検討されている方は下記の記事をご覧ください。
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ビッグローブ光で速度制限されるって本当?
皆さんは、「速度制限」に対してどういうイメージがありますか?
- 一度にデータ量の多い通信を行うと制限される
- データ量が一定に達すると制限される
- 地域や時間帯によって制限される
など、様々なケースが思い浮かびますよね。多くの人が「速度制限=全員の通信速度が遅くなる」と思われているかもしれませんが、実は違います。
混雑時に「帯域制御」という速度制限が行われる可能性がある
ビッグローブ光では、「帯域制御(たいいきせいぎょ)」と呼ばれる制限が行われる可能性があります。
この帯域制御とは、ビッグローブ光の利用者が増加することによって回線が混雑した場合に行われる制限のことで、通常時に行われることはありません。また、全員ではなく混雑時にデータ量の多い通信を行っている人を対象に一時的に制限がかけられ、混雑が解消すれば制限も解除されます。
したがって、インターネットの利用者が増加するのは平日の夕方以降や土日が主ですが、その時間帯に動画などを見ていて『遅いなぁ…』と感じた時は、帯域制御によって速度制限されている可能性があるというわけです。
速度制限される条件や基準は?
スマホでも速度制限が行われたりしますが、ビッグローブ光はスマホのように「月間で7GBの通信量を超えたから」と言って速度制限されることはありません。
では、「どういう時に制限がかかるのか?」気になりますよね。BIGLOBEの公式サイトにはこのように書かれています。
BIGLOBEではインターネットを快適に利用できるよう、通信設備を随時増強(※)しております。
しかしながら、インターネットを多種多様な方法でご利用いただいている結果、一部のお客さまが通信設備の多くを利用することで、通信設備が混雑し、通信速度が著しく低下することがあります。このため、通信設備の混雑時も、より多くのお客さまに快適にご利用いただくための対策を実施します。
通信設備が混雑した場合のみ、通信量が特に多いお客さまの通信速度を制御します。
これにより通信設備の過度な混雑を回避し、他のお客さまにより快適にご利用いただけるようにいたします。
通信設備の混雑が解消次第、この制御は速やかに解除します。
※引用元:【重要】ビッグローブ光/ドコモ光/フレッツ光 ネットワーク混雑改善のための取り組みについてより
簡単に訳すと、通常(混雑していない)時であれば速度制限をされることはなく、混雑時のみに通信量が多い人を対象に制限するということです。
「通信が混雑していない場合」は、大容量のデータ通信を行っても他の人の通信環境に影響がないため速度制限されることはありません。しかし、「通信が混雑している場合」に大容量のデータ通信を行ってしまうと他の人の通信環境に影響を及ぼしてしまうため、大容量のデータ通信を行っている人だけが速度制限されるのです。
なにか一人だけ悪者のように聞こえてしまいますが、「通信設備の混雑時も、より多くのお客さまに快適にご利用いただくための対策」とあるように、ビッグローブ光の利用者全員が快適に使うための手段なので仕方ありませんね(^^ゞ
ただ、混雑が解消されれば速度制限をされていた人の制限は解除されますので、スマホ利用時のように『翌月にならないと…』という心配はありません。
速度制限を回避する方法はあるの?
上記でビッグローブ光の速度低下の理由が「帯域制御」によるものというのがお分かりいただけたと思いますが、帯域制御を回避する対策や快適に使う方法はあるのでしょうか?
考えられる方法として以下の2つが挙げられます。
【対策①】混雑時にはデータ量の多い通信を行わない
まず1つ目の対策としては、「混雑時にはデータ量の多い通信を行わない」ということです。
先ほどもお伝えしましたが、平日の夕方~夜間、あるいは土日は利用者が増加するためビッグローブ光の回線が混雑します。
帯域制御とは、特定のデータ通信を制御し、回線の中でそのデータ通信が使用できる総量(帯域)を抑えることをいいます。これにより、そのほかのデータ通信が利用できる総量を確保することができるようになります。
この対応により、ファイル交換ソフトの利用者が多いときには、ファイル交換ソフトの通信全体の総量が一定以下に抑えられることになり、ファイル交換ソフト利用者のそれぞれのデータ転送速度は遅くなります。
通常のホームページ閲覧など、それ以外の利用者については速度への影響はありません。
※引用元:ネットワーク上混雑回避のための帯域制御についてより
BIGLOBEの公式サイトでもこのように書かれているように、動画以外にもファイル交換ソフトはデータ容量が多いことから帯域制御の対象になっています。ですので、データ容量が多い通信を行いたい場合は、混雑時を避けて行うようにすることが賢明です。
【対策②】IPv6オプションを利用する
2つ目の対策は「IPv6オプションを利用する」ことです。
混雑する時間帯を避けた方が良いとは言っても、生活リズムを変えて「深夜や早朝にインターネットを行う」ということは難しく、混雑時に利用せざるを得ませんよね。そんな場合、ビッグローブ光で提供しているIPv6オプションを利用するのがおすすめです。
IPv6は従来のIPv4とは接続方式が異なり、混雑を回避して快適な通信速度を保ってくれます。
左側の「IPv4」は混雑した一般道を走るイメージでなかなか進みません。これが、混雑による速度低下を意味します。一方、右側の「IPv6」は車線の多い高速道路をスムーズに走るイメージで、速度低下が起きず快適にインターネットが使えるというわけです。
ビッグローブ光で提供されている「Ipv6オプション」は、初期費用が一切かかりません。IPv6対応ルーターをレンタルする場合のみ550円の月額料金がかかりますが、IPv6対応ルーターをお持ちであればレンタルする必要もなく、無料でIPv6が利用可能です。
特に、動画を見たりファイル交換ソフトを利用する時に遅い、あるいは、やたら止まってしまったりする、またはオンラインゲームを快適に楽しみたいという人には、IPv6オプションの利用がおすすめです。
ただし、IPv6オプションに申し込むだけではダメな場合もありますので、詳しくはこちらの記事をご覧ください。
平日の夕方以降や土日などに、動画閲覧やファイル交換ソフトを利用する場合は「帯域制御」によって速度制限されてしまうということを覚えておきましょう。
速度制限はいつされるの?
ビッグローブ光を使っている他の人に影響を及ぼさないための手段として、「混雑時にデータ容量の多い通信を行うと速度制限される」といった対策が取られることについてはご理解いただけたと思います。
では、その「混雑時はいつ」で「容量の多いデータ量とはどれくらい」なのでしょうか?
速度制限される明確な基準がない…
スマホでは「1ヶ月7GBまで」、モバイルルーターでは「3日間で3GBまたは10GB」といった制限がありますが、ビッグローブ光の帯域制御については明確な基準が書かれていません。
「速度制限される条件や基準は?」のところでも紹介しましたが、公式サイトには以下のように書かれているだけです。
通信設備が混雑した場合のみ、通信量が特に多いお客さまの通信速度を制御します。
これにより通信設備の過度な混雑を回避し、他のお客さまにより快適にご利用いただけるようにいたします。
通信設備の混雑が解消次第、この制御は速やかに解除します。
※引用元:【重要】ビッグローブ光/ドコモ光/フレッツ光 ネットワーク混雑改善のための取り組みについてより
「通信設備が混雑した場合のみ、通信量が特に多いお客さまの通信速度を制御します。」とあるだけで
- 「どれくらいの利用者」で混雑と判断されるのか?
- 「どれくらいの通信量」で多いと判断されるのか?
が明確にされていません。
実際に、自分が今通信しているデータ量がどれくらいなのかを知る術はありませんし、速度制限をされていることを通知されるわけでもありません。そのため、こちら(ユーザー)側としては制限への対処のしようがないのです。
このようなことにならないためにも、先ほど紹介した「対策①・②」を行うことをおすすめします。
【参考】auひかりでは1日の通信量が30GBを超えた場合に速度制限される
ビッグローブ光では明確な基準が書かれていませんが、ビッグローブ光を運営するビッグローブ株式会社はKDDIグループですので、同じKDDIが提供しているauひかりを例に見てみましょう。
ホームタイプ、マンションミニギガタイプおよびマンションギガタイプをご利用のお客さまが1日あたり30ギガバイト以上のデータを継続的に送信(上りデータ送信)させる場合、上りデータ送信の最大速度を一定水準に制限することがあります。
※引用元:auひかりサービスご利用にあたってより
auひかりにはこのようなことが書かれています。
「1日あたり30ギガバイト以上」とありますが、30ギガバイトとは一体どれぐらいの容量なのでしょうか?
スマホでYouTubeを視聴する際、一般的には360~480p程度で再生されますが、他の画質と比較した場合、30ギガはどれぐらいの視聴時間になるのか、144p(低画質)・480p(DVD並みの画質)・720p(高精細な画質)の3つで比較してみました。
144p (低画質) |
480p (DVD並みの画質) |
720p (高精細な画質) |
|
通信量/1分あたり | 2MB | 7MB | 12MB |
通信量/1時間あたり | 120MB | 420MB | 720MB |
30ギガを視聴時間に換算した場合 | 30GB÷120MB=250時間 | 30GB÷420MB=71.4時間 | 30GB÷720MB=41.7時間 |
※1GB(ギガ)=1,000MB(メガ)
あくまでもスマホ視聴時のデータ量ですが、高精細な画質であっても41.7時間もの長時間視聴が可能できます。
ちなみに、ハイビジョン規格の一つの1,280p(720pの約1.8倍)に換算すると約23時間程度になります(あくまで目安です)。普通に考えて、動画を丸1日見っ放しという状態は一般家庭ではまず考えられませんので…
しかも、制限されるのは「上りデータ送信」(アップデート)に対してなので、最高画質であっても普通に動画閲覧を楽しむぐらいであれば全く問題なさそうですね。
ファイル交換ソフトを利用する場合は速度制限に注意が必要ですが、ネット検索、動画閲覧など一般家庭で普通に使う程度であれば安心してビッグローブ光を利用できますね(^o^)
まとめ
今回は「ビッグローブ光でも速度制限がされるのか?」という点について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
混雑時にはデータ容量が多い通信を行っている人に対し、「帯域制御」という速度制限が行われてしまうということが分かりました。混雑時の時間帯やデータ量についての具体的な明記こそされていませんでしたが、ファイル交換ソフトなどを利用した場合には速度制限されるということが確実のようです。
速度制限を回避する方法として、「混雑時にはデータ量の多い通信を行わない」「IPv6オプションを利用する」という2つが手っ取り早い方法だと思われます。
また、auひかりを参考にしましたが、1日30GB以上のデータを送信した場合に送信(アップロード)の速度に対して制限がかかるようですが、あくまでもアップロードに対してでダウンロードは心配ないため、普通に使っている分には気にする必要はなさそうです。
この記事でビッグローブ光の速度制限についてお分かりいただけたと思いますので、既にビッグローブ光を使っている人もこれから申し込もうとしている人も安心して使うことができますね(^o^)