BBIQを始め、光回線を引く時には基本的に開通工事が必要になります。
ですが、「工事」と言っても街中で行われている水道・ガス工事のようにあんなに大規模な工事ではなく、どちらかと言うと「作業」に近い内容となっています。
とは言われても、どのくらいの規模(内容)なのかは実際に工事をしてみないと分からないですし、それが心配で光回線を引くのをためらっている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、BBIQ光を引く際に行われる工事の内容について紹介していきますので、BBIQ光の申し込みを検討してる方は是非参考にしてください。
※表示価格は税込みです。
BBIQ光の開通工事当日の流れ(時間は2時間程度)
BBIQ光に限らずですが、開通工事は宅内での作業を要するために立ち会いが必要になります。そのため、都合の良い日時でスケジュールを調整しましょう。
工事当日の流れを簡単に説明すると、以下のとおりです。
ケーブルの引き込み箇所や機器を設置する場所を相談し、決定したもとで工事を行います。
最寄りの電柱から光ファイバーケーブルを引き込みます。
宅内に引き込んだ光ケーブルを機器(ONU)に接続します。
工事担当者がインターネットの通信状況や速度などの確認を行います。
大体このような流れで工事(作業)が進行し、時間は2時間程度となります。
ただし、悪天候の場合は作業時間が延びたり、既に光ファイバー設備が導入されている物件では逆に短縮したりと、条件によっては時間が前後したりしますのであくまでも目安として覚えておいてください。
また、作業は全て工事担当者がやってくれますので、こちらが何かを手伝うということは特にありません。
余談ですが、開通工事はほとんどの光回線事業者が1回で済みますが、NURO光は「宅内」「屋外」と工事が2回必要になり、時期などによってはその間が1ヶ月以上開いてしまう場合もあります。その点、BBIQ光は1回で済みますし、時間も2時間程度で完了するのでそこまで手間になりません。
はじめにお伝えしたように、開通工事は立ち会いが必要ですので、必ず都合の良い日時で日程調整しましょう。
BBIQ光の開通工事当日までに準備するもの3つ
工事当日の流れが分かったので、次は準備しておく物を確認しておきましょう。
- パソコン
- 3口以上の電源コンセント
- LANケーブル
準備が必要なのは以上の3つです。
1つ目のパソコンは、当然と言えば当然です。これがないことには何も始まりません(^^ゞ
2つ目は3口以上の電源コンセントです。BBIQ光電話も利用する場合は、パソコンと光回線終端装置に加えて、光電話ターミナルも必要になるため、3口以上が必要になります。
3つ目はLANケーブルです。家に余っていたり友人からもらったものでも利用可能ですが、BBIQでは「カテゴリー5以上のストレートケーブル」、ギガコースの場合は「カテゴリー5e以上のストレートケーブル」が推奨されています。
LANケーブルは種類(規格)によって速度が異なる
LANケーブルは長期間使用すると劣化してきたり、ちょっとの衝撃で中の線が切れてしまう可能性もあります。そうなると、パフォーマンス力が落ちて通信速度は出にくくなってしまいます。
そんな場合は、新しいLANケーブルに買い替えることをおすすめしますが、「新品ならどれでも良い」という訳ではありません。何故なら、LANケーブルの規格によって通信速度が異なるからです。
規格 | 通信速度 |
---|---|
Cat5 | 100Mbps |
Cat5e | 1Gbps |
Cat6 | 1Gbps |
Cat6A | 10Gbps |
Cat7 | 10Gbps |
Cat8 | 40Gbps/100Gbps |
主な種類はこのようになっていて、規格の数字が大きくなるにつれてスペックが高くなります。
ちょっとマニアックな話になりますが、下図のように「CAT5」までのタイプは、LANケーブル内部に4対の配線が偏らないようにスペーサーと呼ばれる十字型の仕切りが内蔵されていないため、中で配線同士がぶつかり合って速度のパフォーマンスが上がりにくかったりします。
※INTERNET Watch公式サイトより引用
よって、スペーサーが内蔵されている「CAT6」や「CAT6e」、またはLANケーブル自体が頑丈になり外部からの圧力を受けにくくなった「CAT7」が個人的にはおすすめです。
また、「CAT6」以上の規格でも、LANケーブルの形状がスタンダードタイプ(丸いコード)を買うようにしてください。フラットタイプ(平べったいコード)はスタンダードタイプに比べ折れ曲がってしまう可能性が高く、通信速度に影響を及ぼしてしまったりするので、ご購入の際はこの点も覚えておいてくださいね。
長さにもよりますが、amazonでは2mの長さが550円前後で購入できます。
おすすめのLANケーブル | あまりおすすめではないLANケーブル |
スタンダードタイプ | フラットタイプ |
※amazon公式サイトより引用 |
BBIQでは「カテゴリー5以上のストレートケーブル」、ギガコースの場合は「カテゴリー5e以上のストレートケーブル」が推奨されていましたが、この「ストレートケーブル」というのはどんなケーブルなのでしょう?
LANケーブルには「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」がある
BBIQで推奨されている「ストレートケーブル」は、一般的にパソコンをルーターやONUなどの機器と接続する際に使うLANケーブルのことです。一方の「クロスケーブル」は、パソコン同士でデータ通信をする際に使うLANケーブルのことを指します。
見分け方は線の並び順が「同じ」か「違う」か
ストレートケーブル | クロスケーブル |
※BUFFALO公式サイトより引用 |
パッと見はどちらも同じように見えますが、「ストレートケーブル」のコネクタは両側とも左から同じ色の配置で並んでいます。それに対し「クロスケーブル」のコネクタは、色の配置が異なって並んでいるのです。
これらを踏まえると…
- CAT6以上
- スタンダードタイプ(丸い形状のコード)
- ストレートケーブル(両側のコネクタの色の配置が同じ)
ということになります。
家電量販店の人に聞いて購入するのであればおそらく問題ないと思いますが、ご自身でネット購入する際は注意しましょう。
LANケーブル次第で最大速度が変わってしまうので、せっかくならパフォーマンス力の高いLANケーブルを使うようにしましょう。
BBIQ光の開通工事は6項目
では、工事内容について紹介します。
ざっくり説明すると、最寄りの電柱から空調機や引き込み口などの配線設備を利用し、屋外から屋内(宅内)に光ファイバーケーブルを引き込みます(①~③)。引き込み後、屋内(宅内)にて光ファイバーケーブルと機器を接続し、通信状況などを確認する(④~⑥)という内容です。
では、一つずつ見ていきましょう。
①.クロージャーに光ファイバーケーブルを接続する
電柱と電柱の間に設置されている「クロージャー」と呼ばれる光ファイバーの設備に、光ファイバーケーブルを接続します。
光ファイバーケーブルは最寄りの電柱から引き込むため、電線が地中にある地域ではBBIQ光が提供エリア内であっても利用できない場合があります。
②.光ファイバーケーブルを外壁に取り付ける
引き込んできた光ファイバーケーブルを、引き止め金具などを使って外壁に取り付けます。
③.宅内に光ファイバーケーブルを引き込む
宅内への引き込みは、基本的にはエアコンダクトや電力線の引き込み口など既存の貫通孔から行いますが、困難な場合には直径1cmほどの貫通孔を新たに設けて引き込む場合もあります。
よくある引き込み場所
引き込み場所は、戸建てやマンションなど居住タイプによって異なります。
戸建て住宅の場合
※BBIQ公式サイトより引用
戸建て住宅の場合は、エアコンのダクト・換気口・配管など、既存の貫通孔から引き込みを行うケースが多いです。
集合住宅の場合
※BBIQ公式サイトより引用
マンションやビルの場合は、電話線・電力線などの引き込み管などを通して光ファイバーケーブルを引き込み、共用部分に収容盤を設置します。
④.光ファイバーケーブルと光回線終端装置(ONU)を接続する
宅内に引き込まれた光ファイバーケーブルを、回線終端装置(ONU)に接続します。
光回線終端装置って何?どんな役目をしているの?
あまり聞きなれない「光回線終端装置」という名前が出てきましたね。
「光回線終端装置」とは、光回線を利用する際に必要になる機器のことで「ONU」と呼ばれたりもします。
電線から引き込んできた光ファイバーは、パソコンやルーターに直接つなぐことができず、光ファイバーの中に流れている光信号も認識できません。そのために、光回線終端装置を介してデジタル信号に変換し、LANケーブルを通してパソコンやルーターなどに届ける必要があります。
反対に、パソコンから流れるデジタル信号は光回線終端装置で光信号に変換して光ファイバーに流します。光回線終端装置が光信号とデジタル信号をそれぞれ変換してくれることで、インターネット通信ができるようになるのです。
ONUと似た機器で「モデム」と呼ばれるものがあり、皆さんも一度は聞いたことがあると思います。モデムは光回線ではなく電話回線(ADSL回線)から流れてくるアナログ信号をデジタル信号に変換する機器のことです。
ONUやモデムについての違いについてはこちらの記事で紹介しています。
ホームゲートウェイ、ONU、ルーター、モデム…「違い」って何?
⑤.光電話開通の設定をする(光電話利用者のみ)
BBIQ光電話を利用する場合は、光電話ターミナルの取り付けをします。
とは言っても、この光電話ターミナルと④で設置した光回線終端装置(ONU)をLANケーブルで接続するだけです。接続が完了したら、簡単な設定と通話確認を行います。
⑥.インターネットの開通確認をする
機器の接続などが終わったら、工事担当者が通信状況などのチェックをしてくれて開通工事は完了です。
パソコンの基本設定を希望する場合は、開通確認後に行ってくれます。この開通確認もしくは基本設定などが終われば、BBIQ光でのインターネットが利用可能になります。
パソコンの設定サービスには「無料」と「有料」がある
パソコンの基本設定には「かんたん設定」(無料)と「とことん設定」(有料)の2種類があり、BBIQ光の申し込み時に選べます。
かんたん設定
「かんたん設定」はパソコン1台に対して有線接続をしてくれる無料のサービスです。
※BBIQ公式サイトより引用
行ってくれるのは上記3つの設定で、それ以外の、複数台のパソコン設定、無線LAN設定、プリンターの設定なども希望する場合は「とことん設定」(有料)を利用することで行ってもらえますので、機器などが苦手な方はそちらも利用することをおすすめします。
・Microsoft Windows 10、8.1/Mac OS 10.7以上
※日本語以外のOS、または、開通時にMicrosoftの公式サポートが終了しているOSは対象外。
とことん設定
※BBIQ公式サイトより引用
一方の「とことん設定」は、無線LANルーター・スマートフォン・プリンターなどパソコン以外の接続や、ソフトウェアなどの設定も行ってくれる有料サービスです。料金は設定台数や内容によって異なります。
- 無線LANルーターの設定(1台):3,300円
- ウイルス対策(1台):3,300円
- パソコンのセットアップ(1台):3,300円
料金の例は以上のようになりますが、この他にも各種接続・設定サービスを行ってくれますので、料金など詳しく知りたい方は以下の窓口に問い合わせてみてください。
QTnetお客さまセンター 総合窓口
電話番号:0120-86-3727
受付時間:9:00~20:00(年中無休)
※12月31日~1月3日のみ9:00~18:00
なお、対象OSは「かんたん設定」と同じです。
※日本語以外のOS、または、開通時にMicrosoftの公式サポートが終了しているOSは対象外。
以上が開通工事の流れになります。
なお、こちらの動画でも開通までの流れを解説していますので是非ご覧ください。
BBIQ光の開通工事までの期間は建物タイプによって異なる
工事内容の説明が一通り済みましたが、では実際にBBIQ光を申し込んでから開通するまでにはどれくらいの期間がかかるのでしょうか?
BBIQ光が開通するまでの期間は、建物のタイプによって異なります。
建物のタイプ | 期間(目安) |
戸建て住宅(持ち家) | 3~4週間程度 |
戸建て住宅(賃貸) | 1ヶ月程度 |
集合住宅(3階建て以下の小規模物件) | 1~3ヶ月程度 |
集合住宅(BBIQが引き込まれていない物件) | 1~3ヶ月程度 |
集合住宅(既にBBIQが引き込まれている物件) | 2~3週間程度 |
期間はあくまでも目安ですが、他の光回線と比較して遅いか早いかで言ったら早い方と言えます。
BBIQ光は九州エリアのみで利用できる地域限定の電力系光回線ですが、他の地域の電力系光回線では申し込みしてから1年以上も期間を要するところがあるので、それに比べたらかなり早いですね(^^ゞ また、NURO光のように工事が2回必要ということもないですし。
ただし、引っ越しシーズンや大型連休が重なったり、賃貸物件で管理会社などへの許可が必要な場合はさらに期間を要する場合がありますので、『少しでも早く使いたい』という方は早めに申し込むことをおすすめします。
BBIQ光の初期工事費は実質無料
今度は費用について見ていきましょう。
光回線を引く際は基本的には開通工事が伴うため、「初期工事費」もかかります。しかし、BBIQ光の初期工事費はキャンペーンで実質無料になります。
ホームタイプ | マンションタイプ | 工事費割引 | |
BBIQ | 39,600円 | 39,600円 | あり |
auひかり | 41,250円 | 33,000円 | あり |
ソフトバンク光 | 26,400円 | 26,400円 | あり |
ドコモ光 | 19,800円 | 16,500円 | あり |
ビッグローブ光 | 19,800円 | 16,500円 | あり |
@nifty光 | 22,000円 | 18,700円 | なし |
NURO光 | 44,000円 | 44,000円 | あり |
工事費用は光回線によって違いますが、ホームタイプの場合は19,800~26,400円前後、マンションタイプの場合は16,500~26,400円前後が相場となっています。そのため、BBIQ光の工事費は相場よりも高いです。
しかし、毎月支払う工事費の分割費用と同額分がキャンペーンによって割引されるため、実質無料になります。ただ、この割引はBBIQ光の利用期間中しか適用されないため、ホームタイプは36ヶ月未満、マンションタイプは24ヶ月未満に解約をしてしまうと、割引が済んでいない分の工事費が残債として請求されてしまうので注意が必要です。
なお、事務手数料は880円と安い設定になっています。
また、天井裏や、壁面内および床下への隠ぺい配線など、特殊工事を行う場合は別途費用がかかりますので覚えておきましょう。
工事費については、こちらの記事でも紹介しています。
BBIQなら他社のように工事費の残債が請求されないので、解約する時も安心ですね。
引っ越し先での工事費もキャンペーンで無料
BBIQは九州エリア限定の光回線のため、九州の提供エリア内であればBBIQを継続利用することができます。
その際に移転先でかかる工事費用が無料になります(移転事務手続費の2,200円は必要)。ただし、新規申し込みの初期工事費同様に、天井裏、壁面内、床下など特殊工事が必要な場合は別途費用がかかります。
また、パソコン設定も無料で行ってくれますので接続・設定が苦手な方には嬉しい特典ですね。
BBIQ光の申し込みはキャンペーンがお得なNEXTがおすすめ
では最後に、BBIQ光をお得に申し込める代理店「株式会社NEXT」を紹介したいと思います。
BBIQ光は公式サイトや家電量販店などで申し込むことができますが、キャンペーンがお得な代理店から申し込んだ方がお得です。
ですが、「代理店」と一言で言ってもピンキリで、中には、キャンペーンの条件が複雑だったり、手続き方法が面倒、受け取れるまでの期間が長いなど、正直あまりおすすめできない代理店もあるのが事実です…。
しかし、BBIQ光の正規代理店NEXTは、キャンペーン内容がシンプル、手続きが簡単、受け取りも早いと、おすすめできる代理店です。
NEXTなら最大30,000円キャッシュバックがもらえる
BBIQの公式サイトでは月額料金が割引になるキャンペーンを行っていますが、NEXTで申し込むと最大30,000円の現金キャッシュバックがもらえるため、公式サイトで申し込むよりも断然お得です。
最大30,000円キャッシュバックに加えて、公式で行っている「ギガスタート割」の1,100円×11ヶ月割引も受けられるので、金額に換算すると合計で42,100円とかなりお得です。
キャッシュバック金額が最大30,000円なので、他社からの乗り換え時に解約金が発生してもまかなえる金額です。
NEXTのキャンペーンは条件が簡単で受け取りまでも早い
NEXTはキャンペーンの特典内容が良いだけでなく、手続き方法の簡単さやキャッシュバックの受け取り期間の早さなどでもおすすめです。
適用条件は申し込みから6ヶ月以内に開通させるだけと至って簡単です。
キャッシュバックの手続きも簡単で、BBIQを申し込む際に口座情報を伝えるだけで完了です。『直接伝えるのはちょっと…』という方はスマホのSMS(ショートメッセージ)を送る方法でも手続きできます。捺印して書類を返送、WEB上で限られた数日以内に手続きなど、他社のように面倒さがないので、キャッシュバックをもらい忘れるということもありません(^o^)
また、キャッシュバックを受け取れる時期は開通してから1ヶ月後と比較的早めです。ちなみに、他の光回線でも1~3ヶ月後というところが多いですが、中には半年後や1年後という代理店もあるので、そういうところは正直言って遅すぎです。
まとめ
今回はBBIQの初期工事について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
BBIQ光は光ファイバーケーブルを利用するサービスのため、導入にあたって開通工事が必要になります。ですが、そこまで大がかりな工事ではなく作業的なイメージをしていただければ良いと思います。
工事自体はパソコンなどの設定を含めても2時間程度で完了しますが、立ち合いが必要ですので必ず都合の良い日で調整しましょう。
BBIQ光は他の光回線と比べても工事費が安いですし、正規代理店のNEXTから申し込むことで最大30,000円の現金キャッシュバックがもらえますので、申し込みを検討している方は今回ご紹介した内容を是非ご参考にしてください。