コミュファ光とは、中部テレコミュニケーション株式会社が愛知県・岐阜県・三重県・静岡県・長野県で提供するインターネットサービスです。
そんなコミュファ光は、インターネットサービスだけではなく電話サービスも提供しています。
この記事では、コミュファ光が提供する『コミュファ光電話』について詳しくご紹介します。
※表示価格は税込です。
目次
コミュファ光電話とは?
コミュファ光電話は、光ファイバーつまり光回線を使った電話サービスで、コミュファ光のネットの利用者のみが使えるオプションサービスでもあります。
コミュファ光電話を利用するために必要なものは以下の3つです。
- コミュファ光の光回線
- 光電話対応ルーター(ホームゲートウェイ)
- 電話機
光電話対応ルーターは各回線事業者であるコミュファから提供されるため、あとは電話機を用意しコミュファ光を引けば、コミュファ光電話を利用することができます。
光電話とアナログ電話との違い
アナログ電話は昔ながらの『固定電話』つまりNTTの加入電話を指します。
壁のモジュラージャックに電話線を差し込み、電話機をつなぐだけで電話が利用できるため、主にインターネットを使わない方が利用しています。
2024年1月には加入電話のIP化がアナウンスされており、今後は利用者数が減るのではないかと予想されています。
アナログ電話は初期費用として『電話加入権』こと施設設置負担金(39,600円)のほか、別途工事費用がかかり手軽ではあるものの初期費用が高めなのも特徴の一つです。
また、アナログ電話の通話料は全国一律ではなく、距離により変動することから割高感も否めません。
光電話は従来のアナログ電話と音声品質が変わらず通話料が安いこともあり、アナログ電話から乗り換える人がとても多いです。
光電話と050IP電話の違い
IP電話とは、市外局番の付く固定電話番号のほかに『050』から始まる電話番号を利用できるサービスです。
光電話もIP電話もインターネットの回線を利用した電話サービスですが、IP電話はほかの電話サービスとは違い、回線工事が唯一不要なため初期費用が抑えられるというメリットがあります。
IP電話は光回線だけではなくADSLでも利用でき、一部のプロバイダ同士なら通話料無料のため、個人はもちろん企業でも利用されているサービスです。
しかし、インターネット回線の速度により通話品質の低下・ハウリングが起こる場合があるため、通話品質を重視するならば光電話をおすすめします。
コミュファ光電話のメリット・デメリット
結論から言うと、コミュファ光電話はアナログ電話よりもメリットが多いです。
あえてデメリットを挙げるとすれば、災害で停電している際は電話が利用できない点ですが、それを上回るメリットがあることを先にお伝えしておきます。
メリット1.月額料金が安い
コミュファ光電話の月額料金は330円です。
アナログ電話の月額料金は1,760円~2,145円と高いです。さらに付加機能使用料(ナンバーディスプレイなど)や屋内配線使用料、機器使用料といった費用もかかります。
コミュファ光電話 | アナログ電話 | |
月額料金 | 330円 | 1,760円~2,145円 |
アナログ電話では最低でも1,760円は毎月支払う必要があるため、アナログ電話からコミュファ光に乗り換えると月額料金だけで約1,540円も節約することができます。
メリット2.通話料が安い
コミュファ光電話の通話料は3分につき8.8円です。これが安いか高いか、アナログ電話と比較してみましょう。
以下は固定電話にかけた時の料金です。
コミュファ光電話 | アナログ電話 | |
区域内 | 8.8円/3分 | 7.1~9.35円/3分 |
---|---|---|
隣接~20kmまで | 22円/3分 | |
20kmを超え60kmまで | 22~33円/3分 | |
60kmを超え | 22~44円/3分 |
アナログ電話は通話する時間帯や通話先までの距離に応じて料金が変わりますが、全体的に見て料金が高いです。特に距離が離れるにつれてどんどん高くなっていくので、遠方との通話が多いアナログ電話ユーザーは高額な通話料を払いがちです。
ちなみに、コミュファ光電話ならauのスマホ・ケータイやauおうち電話、コミュファ光電話への通話は無料、とかなりお得です。
メリット3.音声品質が良い
通話中にノイズや雑音が入った経験はありませんか?
電話でノイズなど通話品質が低下する原因は、保安器の不具合や屋内外の配線トラブル、電話線の劣化など様々です。
光電話は電線から屋内に引き込んだ光回線を使用するため保安器等のトラブルもなく、通話品質はアナログ回線と同等もしくはそれ以上となります。
メリット4.アナログ電話の番号がそのまま使える
今までの電話番号を変えたくない方に朗報です。
コミュファ光電話は今までの電話番号をそのまま利用することができます。ただし、加入電話を光電話で利用するための『番号ポータビリティ』を行う必要があります。
番号ポータビリティについては別の項目でまとめているので、こちらをご覧ください。
メリット5.フリーダイヤルや110番にもかけられる
アナログ電話から光電話に変えたら不便になるのではと思われている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、光電話は緊急通報の110番や119番をはじめ、災害伝言ダイヤル171番、フリーダイヤル0120、ナビダイヤル0570にもかけられます。
そのため乗り換えによって不便になるという事はほぼ考えにくいです。
メリット6.今の電話機がそのまま使える
アナログ電話からコミュファ光電話に変わっても、原則的に電話機の買い替えは不要です。
電話機は基本的に家庭用のものならば利用できますが、黒電話や一部のビジネスフォンは利用できません。ISDN対応電話機、FAXは利用できない可能性があるため事前に確認するようにしましょう。
コミュファ光の『ホームゲートウェイ設定ガイド』によると、以下の機器と機能は利用不可と明記されているため注意が必要です。
・ISDN 回線専用機器
・電話機のACR / LCR 機能またはACR / LCR アダプタ
・事業者識別番号の自動付加機能
コミュファ光電話の初期費用は?
インターネット回線や電話回線の変更をするうえで気になるのが初期費用です。
どんなに良いサービスでも初期費用が高すぎると導入を躊躇してしまいますよね。そこで、コミュファ光電話を導入する際に必要な初期費用と工事費用を調べてみました。
コミュファ光電話の初期費用は大きく3つに分けられます。
コミュファ光電話工事費用 | 3,300円 |
---|---|
番号ポータビリティ手数料 | 2,200円 |
加入電話の休止工事費 | 2,200円 |
新たにコミュファ光で電話番号を取得する場合は番号ポータビリティの手数料と加入電話の休止工事費が不要のため、たった3,300円で光電話を設置できます。
お得がいっぱい!コミュファ光電話のオプションサービス
オプションサービスは便利だけど高い、そんなイメージをお持ちではありませんか。
しかし、コミュファ光電話のオプションサービスは金額以上のお得なサービスなのです。
コミュファ光が提供するオプションサービスと割引をご紹介していきます。
コミュファ光電話で利用できるオプション
コミュファ光電話のオプションサービスで代表的なものは『ナンバーディスプレイ』でおなじみの発信者番号表示サービスをはじめ、様々な便利機能が提供されます。
便利なオプションサービスは1サービスごとに別途月額料金がかかるため注意が必要です。
あんしん電話着信サービス(1契約につき330円)
あんしん電話着信サービスは、怪しい電話がかかってきても警察・自治体が提供するデータベースをもとにシャットアウトできる便利なサービスです。
コミュファ光サービスエリアの防犯協会連合会/防犯協会が推奨しています。
発信者番号表示サービス(1契約につき440円)
NTTが提供する『ナンバーディスプレイ』と同等のサービスです。
発信者番号表示サービスを利用するためにはナンバーディスプレイ対応の電話機が必要なため、申し込みの前に確認することをおすすめします。
非通知着信拒否サービス(1契約につき220円)
NTTが提供する『ナンバー・リクエスト』と同等のサービスです。
非通知の電話を着信するとメッセージを流し、着信拒否します。
「恐れ入りますが、お客さまの電話番号を通知しておかけ直しください。相手先の電話番号の前に186をつけてダイヤルすると電話番号を通知することが可能となります。」
引用:https://www.commufa.jp/services/phone/option/call-refuse.html
割込電話サービス(1契約につき330円)
NTTが提供する『キャッチホン』と同等のサービスで、フック操作をすると別の電話に応答できます。
携帯電話やスマートフォンでもおなじみのキャッチホンはコミュファ光電話でも利用でき、電話の頻度が多い方におすすめです。
迷惑電話拒否サービス(1番号につき770円)
NTTが提供する『迷惑電話おことわりサービス』と同等のサービスです。
コミュファ光電話の『あんしん電話着信サービス』とは違い、一度迷惑電話に応答した後ボタン操作で迷惑電話拒否の設定をします。
このサービスは特定の迷惑電話を拒否したいときに強い効力を発揮しますが、料金はややお高めです。
あんしん電話着信サービス(1番号につき550円)+転送電話選択サービス(1番号につき220円)
NTTが提供する『ボイスワープ』『ボイスワープセレクト』と同等のサービスです。
安心電話着信サービスだけの利用だと着信した電話をすべて転送し、転送電話選択サービスを併用すると登録した相手からの電話を着信・転送するよう設定できます。
自宅の電話を事務所と併用したい場合などに便利なサービスです。
050オプションサービス(1番号につき330円)
はじめにご紹介したIP電話サービスもオプションサービスとして利用可能です。
かける先が中部テレコミュニケーションの050番号の場合、通話料が無料になります。そのほかのIP電話へ発信すると9円/3分と、コミュファ光電話の通話料と同じです。
プラスナンバー(1番号につき110円)+プラスチャネル(1番号につき440円)
プラスナンバーはNTTが提供する『ダイヤルインサービス』と同等のサービスです。
しかし、コミュファ光電話で利用する1つめの電話番号とプラスナンバーで追加した電話番号は同時に着発信ができません。
2つの電話番号をそれぞれ独立して着発信するために『プラスチャネル』が必要になります。
電話帳掲載サービス(1掲載につき66円)
NTT西日本エリアの『タウンページ』『ハローページ』にコミュファ光電話の電話番号を掲載するサービスです。
タウンページとハローページにそれぞれ掲載を申し込んだ場合、『2掲載』扱いとなり、料金が132円となるため注意が必要です。
オプションサービスを使うなら『光電話付加サービス割引パックPlus』がおすすめ
ここまでコミュファ光電話のオプションサービスをご紹介しましたが、個別で申し込むと割高感が否めません。そこでおすすめしたいのが『光電話付加サービス割引パックPlus』です。
光電話付加サービス割引パックPlusとは、あんしん電話着信サービス・発信者番号表示サービス・非通知着信拒否サービス・割込電話サービス・迷惑電話拒否サービス・転送電話サービスの6つを割引価格で利用できます。
引用:https://www.commufa.jp/services/phone/option/discount-pack.html
通常2,640円のサービスが割引価格の1,089円で利用できるため、オプションを2つ以上利用するならば光電話付加サービス割引パックPlusに加入したほうがお得です。
電話番号がそのまま使える!『番号ポータリティ』のススメ
いくら料金が安くなるとは言え、長年使い続けてきた電話番号を変更するのは抵抗がありますよね。しかし『番号ポータビリティ』を利用すれば、今までの電話番号をコミュファ光電話で使い続けられるのです。
番号ポータビリティを行ってもアナログ電話は解約とはならず「利用休止」という扱いになり、休止手続きはコミュファが代行してくれます。
番号ポータビリティには以下の2つの条件があります。
- NTT西日本で取得した電話番号であること
- 光電話の設置に引越しを伴う場合、アナログ電話の収容局が同じエリアであること
また、番号ポータビリティには以下の手数料がかかります。
番号ポータビリティ工事費 | 2,200円 |
NTT休止工事費 | 2,200円 |
合計金額 | 4,400円 |
コミュファ光電話の利用開始までの流れ
コミュファ光電話の利用開始までは以下の流れになります。
<番号ポータビリティーを利用する場合>
- MYコミュファまたはコンタクトセンターでコミュファ光電話を申し込む
- 番号ポータビリティ申込窓口番号「1518」で番号ポータビリティを申し込む
※番号ポータビリティの工事完了までは1~2週間かかるため注意 - 電話番号切り替え日まで電話線を壁モジュラージャックへ差し込む
- 番号ポータビリティ完了後、電話線をホームゲートウェイに差し込む
- ホームゲートウェイを再起動する
- 接続確認番号「1519」へダイヤルし、ガイダンスが流れるか確認する
- 「お客さまよりお申し込みいただきましたIP電話サービスの開通試験は完了いたしました。」とガイダンスが流れれば接続完了
まとめ
コミュファ光電話とアナログ電話を比較すると料金が安いほか、オプションサービスの充実していることがわかりました。
初期費用もアナログ電話より安く、導入のしやすさもポイントです。割引パックPlusなら便利なオプションサービスをまとめてお安く使えるのも嬉しいですね。
すでにコミュファ光をご利用の方はもちろん、これから光電話を利用される方にもおすすめです。
興味がある方は、次の記事も読んでみてください。
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