『モバイルルーターとはどんなもの?』『BBIQのモバイルルーターについて知りたい!』
そんな人のために、この記事ではモバイルルーターについての詳しい説明と、BBIQモバイルルーターの通信速度や契約体系、料金、注意点などをご紹介します。
これを読めば、モバイルルーターについて、そして、BBIQのモバイルルーターの提供条件を理解することができるでしょう。モバイルルーターの契約を考えている人は、是非参考にしてみてください。
※表示価格は税込みです。
モバイルルーターとはどんなサービス?
モバイルルーターとはインターネットに接続するためのWi-Fi機能がついた小型の通信機器を指します。PCやスマホなどWi-Fi対応端末はモバイルルーターに接続することができ、外出先でもインターネットを楽しむことできます。
Wi-Fiスポットなど公衆無線LANがある場所ではPCやスマホなどを接続することできますが、利用範囲が限られてきます。モバイルルーターを使えば公衆無線LANがない場所でもインターネットに接続できるので大変便利です。
最近のモバイルルーターは比較的速度が安定しており、自宅に固定のインターネット回線を引かず、モバイルルーターを利用して自宅のインターネット環境を整えているケースもあります。
提供エリアは?
モバイルルーターは全国で利用できる通信機器ですが、提供エリアを比較すると各社少しずつ差があります。
都市部での利用は問題ありませんが、山間部ではモバイルルーターが繋がらない場合があるので、事前に自分が利用する場所が提供エリアになっているかどうか確認することをおすすめします。
各社のサービス提供エリアは以下から確認が可能です。
- WiMAX(ルーター) サービス提供エリア:https://www.uqwimax.jp/wimax/area/
- ワイモバイル サービス提供エリア:https://www.ymobile.jp/area/select.html
- NTTドコモ サービス提供エリア:https://www.nttdocomo.co.jp/area/
- ソフトバンク サービス提供エリア:https://www.softbank.jp/mobile/network/area/map/
- au サービス提供エリア:https://www.au.com/mobile/area/
通信方式は?
モバイルルーターでは3G、LTE(4G LTE)、WiMAX、WiMAX2+などの通信方式を利用します。現在モバイルルーターで主流となっているのは次世代の高速通信方式と言われるLTE、WiMAX2+です。
LTEはモバイルキャリア(au・ソフトバンク・ドコモなど)のような限られた通信会社が利用することができる通信方式で、700〜900MHzの「プラチナバンド」と呼ばれる安定した帯域を利用し、高速な通信を実現しています。
WiMAXは国際的な通信技術の名称の一つですが、日本ではUQコミュニケーションズが提供する通信サービスを総称してWiMAXと呼んでいることが多いです。UQコミュニケーションズが提供するWiMAXのサービスは2020年3月で終了し、現在は次世代通信規格のWiMAX2+が利用されています。
WiMAX2+はLTEと同等の通信速度を持つ次世代の通信方式です。現在の最新モバイルルーターはLTEとWiMAX2+が多く、いずれも高速な通信が行えます。
モバイルルーターとポケットWiFiの違いは?
モバイルルーターとポケットWiFiには、厳密に言うと違いがあります。
「ポケットWiFi(Pocket WiFi)」は、ソフトバンク、ワイモバイルが提供するモバイルルーターのサービス名です。
一般的に「WiMAX」や「ポケットWiFi」と言われるとモバイルルーターをイメージする人が多いと思いますが、それぞれは各社が提供するサービスの名称であり、一般名称はモバイルルーターとなります。
モバイルルーターとホームルーターとの違いは?
モバイルルーターと、ソフトバンクエアーやWiMAX2+ホームルーターなどのサービスにも違いがあります。
ソフトバンクエアーやWiMAX2+ホームルーターは家庭で利用することを想定したルーターのため、モバイルルーターと比較した場合に持ち運びはできません。
モバイルルーターは小型でかばんの中に入れることができるのに対し、ホームルーターをかばんの中に入れて持ち運ぶことはできないでしょう。また、モバイルルーターは充電式ですが、ホームルーターは電源コンセントを接続する必要があります。
一方で、ホームルーターにはモバイルルーターと比較した場合のメリットもあります。
ホームルーターはWi-Fiの電波を遠くまで飛ばすことができるので、少し離れたところからでも利用可能です。モバイルルーターの場合はPCやスマホの近くに置いておく必要がありますが、ホームルーターであれば離れた部屋でも使うことができるのです。
同時接続数においてもホームルーターに軍配が上がります。モバイルルーターは同時接続数は10台程度となっており、接続数が多いと速度が遅くなってしまう懸念がありますが、ホームルーターの場合は40台程度の接続が可能です。
持ち運びを考慮するならモバイルルーター、家庭で複数名が利用するならホームルーターと使い方に応じて比較して選ぶと良いでしょう。
同じWi-Fiルーターでもそれぞれ違いがあるので、使い方によってどちらを契約するべきかが変わってきます。
BBIQのモバイルルーターの特徴を紹介
それでは「BBIQモバイルルーター」について見ていきましょう。
BBIQとは九州電力グループの「QTnet」という会社が運営する光ブロードバンド事業で、光インターネット回線、およびプロバイダサービスを提供しています。
BBIQモバイルルーターはWiMAX2+を利用した小型のモバイルWi-Fiで、外出先でのインターネット接続に適したサービスです。
まずは、BBIQモバイルルーターの提供エリアや通信速度、料金などについて紹介します。
提供エリアは?
BBIQモバイルルーターは、UQコミュニケーションズのWiMAX2+の提供エリア、およびauのLTE提供エリアで利用することができるモバイルWi-Fiです。
auのLTE提供エリアの利用は、ハイスピードプラスエリアモードのLTEオプションに加入の場合のみ対応しています。県ごとの詳細、またはピンポイント提供エリア検索はBBIQの公式サイトから確認できます。
- 提供エリア確認のページ:https://www.bbiq.jp/mobile/wimax/area/
通信方式や通信速度は?
BBIQモバイルルーターの基本的な通信方式はWiMAX2+で、オプションの利用によりLTEも利用が可能です。
端末ごとの対応通信方式と提供エリア、最大通信速度は以下の通りです。
WiMAX2+ | LTE | |
対応モバイルルーター | NAD11・WX01・WX03・WX04・WX05・WX06 | WX04・WX05・WX06 |
サービスエリア | WiMAX2+エリア | au 4G LTE エリア (オプション) |
最大通信速度 | 下り:最大440Mbps 上り:最大30Mbps | 下り:最大75Mbps 上り:最大25Mbps |
なお、表記の速度は理論上のものであり、通信速度を保証するものではありません。通信速度は電波の状況、設定状況、端末の性能、通信経路などによって異なります。
月額料金は?
BBIQモバイルルーターには、「データ量無制限」と「データ量制限付き」の2つの料金コースがあります。
月単位でコースを変更することができるので、利用状況に応じて月々の利用料を節約することもできますよ。データ量を気にせずに大量のデータを使いたい場合は、データ量無制限のコース、一般的な使い方で安く使いたい場合は7GB制限のコースが良いでしょう。
月間データ量制限なし(3年)コース | 月間データ量7GB(3年)コース | |
利用開始月 | 0円 | 0円 |
2〜3ヶ月目 | 3,740円/月 | 3,740円/月 |
4ヶ月以降 | 4,510円/月 | 3,740円/月 |
※現在は3年契約のみの契約形態となり、2年契約は終了しています。
- LTEオプション料:無料
LTEオプション対応機種の場合、ハイスピードプラスエリアモードで通信速度制限(月間7GB超)が適用された場合は、WiMAX 2+を利用した通信も制限の対象となります。 - 新規事務手数料:無料
端末と端末代金は?
現在、BBIQモバイルルーターではWX06の端末が提供されています。
※NEC公式サイトより引用
通信速度は、WiMAX2+のハイスピードで下り最大440Mbps・上り最大30Mbps、LTEのハイスピードプラスエリアモードで下り最大440Mbps・上り最大75Mbpsです。ただし、あくまで理論上の通信速度で速度を保証するものではありません。
サイズも約111×62×13.3mm、重さも127gと軽量なので、スマホより1回りか2回りほどコンパクトな大きさなので、かばんに入れても邪魔になりません。バッテリーの持ちも最大14時間なので遠出にも便利ですね。
端末代金は無料なので、月額料金のみでモバイルWi-Fiを使い始めることができます。
解約違約金は?
BBIQモバイルルーターは3年契約となり、以降は36ヶ月単位の自動更新です。契約満了月以外は解約違約金がかかるため、違約金が発生する月と違約金が発生しない更新月を覚えておきましょう。
利用を開始した日が含まれる月の翌月末までが1ヶ月という数え方になり、36ヶ月目が契約満了月、その翌月が契約更新月となります。契約満了月に解約の申し出を行わない場合は、36ヶ月単位の自動更新となります。
利用期間 | 解約違約金 |
1~12ヶ月目 | 20,900円 |
13~24ヶ月目 | 15,400円 |
25~35ヶ月目 | 10,450円 |
自動更新後(37ヶ月目以降) | 10,450円 |
契約満了月・契約更新月の解約 | 0円 |
レンタルサービスについて
※BBIQ公式サイトより引用
BBIQインターネットサービスを申し込みのユーザーは、インターネット回線開通までの間BBIQモバイルルーターを通常であれば月額4,400円のレンタルサービスを無料で利用できます。
また、BBIQの引っ越し手続きと同時に申し込むと初期費用2,200円も無料にしてもらえます。
ですが、残念なことに現在はレンタル希望者が多いため、申し込みをしても借りられない場合があるようです。
モバイルルーターは自宅でも外出先でも使えるので、『持ち運びたい!』という方にはとてもおすすめです。
注意点について
それでは最後に、BBIQモバイルルーターの注意点についてご紹介します。
BBIQの契約が必要
BBIQモバイルルーターは単体で利用することができません。申し込みには「BBIQ光インターネット」を利用、または「BBIQメールプラン」に加入する必要があります。
すでにBBIQ光インターネットを利用している場合は新たなプランに加入する必要はありませんが、BBIQモバイルルーターのみ申し込みをしたい場合は光インターネットに比べて安価な「BBIQメールプラン」に加入すると良いでしょう。
- 初期費用:880円
- 月額料金:220円
なお、BBIQモバイルルーターはBBIQの1契約につき2契約までとなっています。
速度制限がある
BBIQモバイルルーターでは加入プランに応じて、また利用状況に応じて速度制限・通信制限がかかる場合があるので注意が必要です。
通信制限ありのプランに加入している場合、WiMAX2+およびLTEのデータ通信量合計が7GBを超えた場合、以降月末まで通信速度が128kbpsとなる速度制限があります。翌月1日から順次速度制限は解除されます。
データ量無制限のプランに加入している場合は、WiMAX2+の通信方式で利用したデータ通信量は速度制限対象の7GBに含まれずに利用することができます。LTEの通信方式で7GBを超えて利用があった場合は、WiMAX2+の利用を含む全ての通信が速度制限の対象となるので、ご注意ください。
その他にも、一定時間継続してモバイルルーターの接続状態となった場合、ネットワーク側から接続を切断されます。オンラインゲームや配信などで一度に大量のデータ量が消費される通信が一定時間継続された場合、24時間以上継続して接続している場合は、通信制限の対象となることがあります。
コース変更に関する注意点
「BBIQモバイルルーター」は契約期間の途中でも通信制限ありのプランとなしのプランのコースを変更することができますが、コース変更の場合は変更タイミングに気をつけましょう。
1日〜20日のコース変更は翌月1日から新しいコースが適用されます。21日から月末に変更を申し込んだ場合は、翌々月の1日から新しいコースが適用となります。
現在新規受付は3年契約のみですが、すでに2年契約を利用中で3年契約のコースへ変更を行う場合は、新しいコースの契約期間が1ヶ月目からスタートとなるので注意が必要です。
コース変更はQTnetお客様センターで行うことができます。
■QTnetお客様センター
電話番号:0120-86-3727(通話料無料)
受付時間:9:00〜20:00(年中無休)
※12月31日〜1月3日は9:00〜18:00
モバイルルーターをはじめ、BBIQのサービス内容についてはこちらで詳しく紹介しています。
九州で満足度No.1!BBIQの評判・料金・キャンペーン等を総まとめ
まとめ
今回はBBIQのモバイルルーターサービスについて見てきました。
モバイルルーターは、外出先で気軽にインターネットに接続できる便利な通信機器です。一人暮らしの小さい部屋なら、モバイルルーターでも十分電波が届きますし、一人の接続ならストレスなくインターネットを楽しめますよ。
BBIQモバイルルーターでは、オプションに加入すればWiMAX2+とLTEの2つの提供エリアおよび通信方式を利用することができ、場所に応じて選択すればいつでも高速なインターネット環境が利用できます。
データ量無制限で使えるのもメリットです。インターネットの利用が多い人は無制限のコースだと安心でしょう。
無制限のコースからデータ制限付きのコースに変更ができるので、節約したい時にも柔軟に変更ができます。2つのコースをうまく利用して、お得にBBIQモバイルルーターを使ってみてください。